はんぺん日記

〜ジャニオタが綴る雑記〜

安井くんとラジオ

ラジオは、どちらかというと近寄りがたい存在だった。

大学の友達には「テレビよりラジオ派なんだよね〜」とさらっと言う友人もいたし、作家さんのエッセイを読んでいてもたまーにラジオの良さについて書いたものに遭遇する。


「ラジオ好きってなんかかっこええなあ」と思っても、自分の生活にそれが入ってくるか?と言われると、うーん、あんまり関係ないわなーと、これといって注目していなかったラジオ。


そんな私だったけど、安井謙太郎&高橋優斗のらじらー!サタデーが始まってからはラジオを定期的にきくようになった。

後輩であるゆうぴと話して、リスナーのお便りに突っ込んだり感心したりする安井くん。ライブMCや番組進行で話す時とも違って1時間の中で優斗くんをいじって笑ったり、逆にいじられて拗ねたり、珍しいお便りを読んで声のトーンが思わず上がったり、そんなラジオは聞くだけで本当に元気が出る。


私は、自分が見たり聞いたりする安井くんが「全て」だと思っているので、ラジオが「素」に近いとか、MCではつくっているとかそういうことは全く考えなくて、ラジオを聴いている時も「ほ〜安井くんはこんなことも喋るのかぁ」と思っているだけだけど、

ただ、コンサートや雑誌、テレビとは違う、声から伝わる安井くんの姿を知ることができるのがとても嬉しかった。

「なんだかんだ言っても映像が面白いわな」「イヤホンから聞こえるなら音楽がいいわ」と思っていた私でもラジオがめちゃくちゃ身近なものになった。

そして最近では2人のラジオが無い時でもNHKラジオアプリ(らじる★らじる)をフル活用していて作業中によく聞いている。特に聴く回数が多いのは「ごごラジ!」で、今年の3月末、引越しの関係で二週間くらいテレビ無しの生活を送っていた時に聴き逃し配信の中からたまたま聞いて、ハマった。



毎回これ!というテーマが決まっていて、バンギャボードゲームソムリエ、顔ハメ看板専門写真家、お土産キーホルダー収集が趣味の人…何かに極めた人がたびたび出てくる。

ジャニオタである私はジャンルが違えど、一つのものに対する情熱を不特定多数のリスナーに届けようと丁寧に、分かりやすく、そしてそのジャンルを解さない人にも寛容に語る姿を声から思い浮かべ、同じオタクとして尊敬ビームを密かに送っている。

「手紙の書き方コンサルタント」の方なんかも出演していて、担当へのファンレターや雑誌のアンケート、要望ハガキなどなにかと手紙を書く場面が多い私はもう本当に本当にありがたかった!(こういうのを一から本で勉強しようとしてもなかなか重い腰が上がらなかった)

さて、6月4日の放送は仕事が休みだったので、作業をしながらリアルタイムで聞いていた。
ゲストは脳内科医の加藤俊徳さんで、ラジオと脳の関係について話すというもの。

この本を書いている方らしい(◎◎)

スマホやテレビの普及によって「視覚優位」になりやすい中、ラジオを聞くことで脳で聞く力が備わる。ラジオを聴くことによって「耳で空気を読む」力、つまり、声で人の気持ちを汲み取りやすくなるらしい。

この力が備わることによって、何か言われたら理解しようとせずにすぐに怒ったり…っていうのも少なくなるそうな。


あと、この先生が思う「いいラジオ」は「リスナーを置いてけぼりにしない」「どんなことをしてほしいか汲み取っている」(ニュアンス)を言っていて、安井くんとゆうぴのらじらーがまさにそれじゃあん!って思いました。もうすぐ100回。他の長寿番組に比べたら放送回数はまだまだ追いつかないけど、リスナーのお手紙読んで瞬時にトークに取り入れたり、2人の声のトーンがコロコロ変わることで臨場感があって、私たちがその場にいないのに「空気」がこっちまで届く、あの感触は2人の努力とスタッフさんたちの力のおかげだなぁと思う。


安井くんとゆうぴのらじらー!第一回目を聴いたのは、新社会人になり、それぞれの支店に配属されるまで一ヶ月間過ごした研修所の部屋だった。


研修漬けの五日間が終わり、ぎゅうぎゅうになった脳みそをとりあえず解放したくて、北は北海道、南は沖縄、全国津々浦々からやってきた同期とここぞとばかりに東京の街に繰り出していた休日。といっても、研修所の門限は22時半、シャワーを使える時間も限られていたので飲み会があっても22時くらいには帰る、なんとも健全な休日。


しかし!門限まで飲もうぜ〜とダラダラ店に居座り、22時に「おつかれ〜」と言って研修所の正門でちょっと立ち話をし、「ね、部屋帰ったらすぐシャワー行く?」なんて言ってたら確実に間に合わない。てかもう終わってる。


そりゃあ夜中まで飲み続けるなら諦めるけど、たった1時間早く帰ることで、記念すべきらじらー初回が聞けるんだから、なんとしても「らじらーが終わった瞬間に研修所に帰る」なんてことは避けたかった。


ジャニオタであることをカミングアウトしていなかった私は「これ飲み会入ったら聞けないよなあ」と心配し、初回の日には唯一カミングアウトしていた関西ジャニーズJr.担の同期と予定を入れ、21時にはシャワーも浴び終わり髪も乾いた状態で部屋にいる、というシチュエーションで待機することができた。


「らじらー!サタデー!」の掛け声とともに流れる軽快な音楽、初めてちゃんと聴く高橋優斗くんの声、そして、落ち着きの中でも少しだけ高揚した安井くんの声。
1時間経つのはあっという間で「まだまだ続けば良いのに!」と思ったのを覚えている。


みっちり癒されて楽しかったあの初回の夜。
スマホには友達やジャニーズの仲間からの応援メッセージが入っていて、目の前にはほとんど絡みが無かった優斗くんが座っていたあの夜。安井くんは手に汗握っていたのだろうか。頑張る姿を見せない安井くんだから、らじらー!が決定して緊張したり不安だったエピソードはなかなか聞けなくて想像するしかないんだけど。100回記念はそんなことも聞けたり、、、するのかなあ。


土曜日夜=安井謙太郎&高橋優斗のらじらーサタデー!っていうのが当たり前になっているし、これからも深いこと考えず「面白い〜」「2人楽しそ〜」「癒し〜」って思いながらゆるゆる聴くと思うけど、「100回記念」を迎えられるのはとても幸せってことは忘れたくなくてブログに綴った次第です。



改めて、今まで続けてくれてありがとう!おめでとう!これからもずっとずっと聴いていたい!!