はんぺん日記

〜ジャニオタが綴る雑記〜

ステージの片隅で〜Love-tuneと夜空ノムコウ〜

・ステージの片隅で

今更だが、私はジャニーズJr.内のグループLove-tuneを応援している。担当はかっこよくて可愛くてセクシー♡で聡明で時に儚いめちゃめちゃ素敵な安井謙太郎さんだ。

先述した通り、安井くんの魅力を語り出すとキリがないし、Love-tuneというグループのことも、メンバーの一人一人も大好きである。


もちろん、デビュー組もJr.グループもLove-tuneにはない魅力や武器を持っていて、パフォーマンスに見入ってしまうこともあるし、コンサートに入ることもある。


それでも、私にとって常に一番で中心なのはLove-tuneと安井くんだ。


少年倶楽部や単独コンサートでステージをLove-tuneの色に染めあげている時も、先輩たちのバックで踊ってその曲に華やかさを添えている時も、私の中では常に彼らが主役。


そんなふうにキラキラした眩しさや力強さを届けてくれる彼らだけど、誰もが夢を追って、もがいている。応援しているファンからすればオンリーワンだとしても、デビューして音楽番組に出たり、大きな会場でツアーをしているグループと比べるとまだ「片隅」にいる。


ハピアイもLove-tuneが中心の曲もあれば、片隅に居る曲もある。
そんなハピアイで、私は「夜空ノムコウ」を演じる彼らに出会った。



・ハピアイでの「夜空ノムコウ

1月6日に入った「ジャニーズ Happy New Year アイランド」


Love-tuneの現場に行くのは夏の六本木exシアター以来だし、東京まで夜行バスで12時間かかるという場所に住む生粋の田舎者なので「安井くんに会える!ジャニーズ見れる!買い物してぇ、夜景すげぇ、フゥー!」という、公演名にふさわしいハッピーな気持ちで年明けを待ち、年が開けると共に行く萩谷担とレポを読んではしゃぎ、日に日に気分は昂ぶっていった。



いっとう楽しみにしていたのは「夜空ノムコウ」である。


曲はもちろん知っていたけど、歌詞の一つ一つをすぐに思い出せるわけではなく、切ない恋愛の歌だな〜〜というふわっとした認識しか無かった私は、「ほほう。夜空ノムコウか!今回のLove-tuneさんは恋愛の切ない感じを、大人っぽいコンテンポラリーダンスで表現するのだな。安井くんの表現ガン見〜〜!」としか思っていなかった。


だから、Love-tuneが客席に放ったものが身体と心に染み渡り、改めて歌詞を見て、皆の表情一つひとつを何度も何度も脳内で再生して、胸がいっぱいになった。


それは、「窓から雲しか見えなくて輝きが見れない時、この先のことや周りの仲間や自分さえも信じることができない時もあったかもしれないけど、それでも明日へ続く道を今日まで歩き続けてきた」という風に受け止めたから。


彼らがステージに立ち続けるためにきっとたくさんの涙や、孤独や、悔しさを味わっている。その姿こそ私たちファンには見せないようにするから、インタビューやラジオでポロっと出たエピソード以外は想像でしか無いけど…
だからこそ、あの数分のパフォーマンスの間で魅せた、静かな感情の爆発させたようなLove-tuneの姿が今でも焼きついている。


安井くんは決意、思い出、希望を誰かに壊されないように守り、苦しさや痛みを静かに受け入れるような表情でどこかを見ていた。


大きく表情を変えたり、感情をむき出しにすることなく、ただ受け入れる。



その姿はとても人間らしかった。

アイドル業とは掛け離れた、田舎で暮らす一会社員の私。それでも、仕事が本当に辛かったり、転職で悩んだり、「苦しさ」「辛さ」を感じることはある。

帝劇の客席に座っている人も私と同じように、繰り返される毎日の中で苦しさを感じている人はたくさんいるだろう。

安井くんは、苦しみの小ささとか大きさとか、ステージの上とか客席とか、アイドルとか一般人関係なく、
辛いことがあってなかなか希望が見えない日も来たる明日を待ち毎日を生きる「同じ人間」として、寄り添ってくれるような表情だった。



私が今回入れるのはこの一公演だけだったので安井くんが出ている曲はほぼ彼を追うことしかできなかったし、その一回しか見ていないので受け取り方に偏りというか、一つの見方しかできていないと思うので「違うんだよな〜」と思う方もいるかもしれませんが、とある安井担の独り言と思って聞き流して下さい〜〜!

それでも、文章にすることでちょっと気持ちの整理ができたので、やっと他のメンバーや他のグループを思い返したり、行った方のレポを読んでいこうと思いますー!


最後に、「片隅」という言葉がたくさん出てくる、Jr.担には何かしら響くんじゃないかな…と思った短歌を載せて終わりにします。


みだれ髪 (角川文庫)

一隅にて/与謝野晶子

われは在り、片隅に。
或る時は眠げにて、
或る時は病める如く、
或る時は苦笑を忍びながら、
或る時は鉄の枷のわが足にある如く、
或る時は飢えて
みづからの指を嘗めつつ、
或る時は涙の壺を覗き、
或る時は青玉の
古き磬を打ち、
或る時は臨終の
白鳥を見守り、
或る時は指を挙げて
空に歌を書きつつ…
寂し、いと寂し、
われはあり、片隅に

ちなみに…


未だにバスドラム担当の子の正体がまだ分かってません🤔