はんぺん日記

〜ジャニオタが綴る雑記〜

Love-tuneメンバーを短歌に当てはめてみた。

まずはじめに、ツイッターはじめました!一週間くらいまえです!原始人なので今までアカウント持っていませんでした!

@mame_07yasu21

ご自由にフォローなどして下さいませ…!




さて、今回はLove-tune与謝野晶子の詩の親和性についてです。



コンサート終わり

少クラのパフォーマンスを見た後

雑誌インタビューに綴られた素敵な言葉が胸にささるとき

ふと、自担の煌めく笑顔や、とろけそうな甘い声を思い出したとき


感情が溢れ出す〜!という時、私はたいてい同士に連絡をとるか、このブログの下書きをポチポチ打つか、ペンとハガキを手にとって要望ハガキを書く。



同士というのは

・美しき阿部顕嵐さんとくしゃっとした笑顔が我々の心を掴んで離さないSixTONES田中樹くんとの間で心が揺れているお母さん

・Snow Manの岩本照さんを見つめ続けて早10年の妹(妹が齢11歳の時、少クラ「涙くんさよなら」のパフォーマンスで岩本照くんを見染めたらしい)

・大学からずっと仲が良くてたまたま同じ時期にLove-tuneにハマった親友(ブレスケアの緑さえも萩ちゃんグリーン♡と連想できるハッピーガール)

の三人だ。


ラインするときも電話するときも、私が言うのはほとんど「安井くんウルトラスーパーマックスかっこいい!」とか「キャンメイクのCMみたいな可愛さ!うさぎちゃん!」「Love-tuneの7人さいこう過ぎてやばい」みたいな、小2レベルの感想だけど同士たちはうんうんと話を聞いてくれるから感情が発散できる。



ブログの下書きや要望ハガキ書いてる時は「Love-tuneの良さ広まれ!」とか、「Dye D?少クラ披露も単独LIVE2017映像化も単独LIVE2018開催も諦めることができようか、いや、できない」みたいな気持ちで動いているので、書き終わったらたいていスッキリする。



でも、たまーに、「発散」するタイプとは種類が違う、心にじゅくじゅくと広がっていくタイプの感情がやってくる。



あまりにも綺麗だった安井謙太郎くんのコンサート中の表情を思い出したとき、現場はあるのに行けなくてもどかしいとき、彼らの姿を少クラや雑誌を通してではなく心で捉えたいとき

そんなときに手に取るのが与謝野晶子の詩集である。(やっと本題)







教科書に出てくるような人の作品、最近は現代の作家さんが新訳に携わっていたり、


(アメトーークの読書芸人回でも紹介されていた、源氏物語×角田光代さん)



可愛らしい塗装で本屋さんの目立つところに並んでいたり、

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表紙が現代漫画風になっているから、親しみやすくなっているとは思う。





私が初めて購入した短歌の本もまさにそういう部類の本。


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おしゃれな塗装に、短歌ど初心者にも優しいこの薄さ。おまけに中も


カラーの明朝体で綴られた短歌に添えられているのはおしゃれ写真!美大生の友達の個展とかにありそうな写真!美大生の友達いないけど?!


この本に出会ったのは地元のブックカフェで、友達との近況報告を一通りして落ち着いた頃、各々好きな漫画とか雑誌をパラパラめくっていた時でした。

すぐに読めそうな薄さに惹かれて読むと、今まで自分で言葉にもしようとしなかった、でも、確かに感じたことがあったり経験したことがあるような気持ちが豊かな日本語で言葉になっていました。驚いた。昔の人がつくった短歌って、歴史の教科書に載っていてさっぱり解読できなくて堅苦しいとしか思っていなかったから。


ブックカフェの本棚に戻したとき、手元に置いておきたい本だなーでも要らないかなー短歌なんて読み返さないかなーでも欲しいなーと思っていて、その後本屋さんに行った時なんかはちょくちょく「短歌」の棚を覗いてみるくらいには気にかけていた本でした。(だいたい在庫切れで無かったけど)

そんな私がやっと購入したのは、親友にプレゼントを贈るため、本屋さんに取り寄せてもらった時。どうせ頼むし!この先どこの本屋に行っても売り切れだろうし!と思い、自分の分も注文したのです。


買った後は予想通り、読み返す頻度は少なかったのですが、Love-tuneを好きになって読み返してみると今までは違うように私の心を刺激してきました。
少し苦しくて切ないじゅくじゅくした感情は、短歌を読むことで気がつくととろけるチョコレートみたいな、甘いものにしてくれるのです。


今回は、Love-tuneの7人っぽい短歌と、グループの垣根を超えてジャニオタの心を揺さぶる短歌をいくつか紹介していきます。

ちなみに、私文系の学部出身にも関わらず短歌の知識が一切なく、ちょっと本が好きなただのジャニオタ目線で捉えた感想を述べていくので、与謝野晶子さん本人はもちろん彼女を研究しているびっくりにもびっくりされそうな短歌の知識無知!な感想だけど、明治、大正、昭和初期を生きた彼女の作品の魅力が、ジャニーズというフィルターを通して少しでも伝われば良いな〜と思って書きました。お許し下さいませ。

Love-tuneメンバー7人っぽい詩


真田佑馬さん

臙脂色は誰にかたらむ血のゆらぎ春のおもひのさかりの命【訳】私の心は、まるで臙脂色のよう。たぎるような青春の血潮と、燃え盛るような生命の炎を、いったい誰に語ればいいのだろうか。


「臙脂色」「血」「命」というワードから伝わる熱さがすごくさなぴっぽい!
溢れ出る感情を抑えきれないのも彼っぽい。

阿部顕嵐さん

一本のコスモスが笑っている。その上に、どっしりと太陽が腰を掛けている。そして、きやしやなコスモスの花がなぜか、少しも撓まない(いたまない)、その太陽の重味に。

あらんちゃんは、咲いたばかりの花のよう。圧倒的なボーカルで魅せる彼のパフォーマンスは薔薇のような時もあるけど、努力とか辛さとかを細い身体に閉じ込めて静かに美しく佇む様子がこの詩のコスモスみたいだったので選びました。

諸星翔希さん

その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな【訳】少女の年齢は二十歳。櫛で梳くたびに、豊かな黒髪が流れてゆく。青春を誇らしげに謳歌している様子はなんて美しいんだろう。

正直、彼に似合う詩を探すのが一番難しかった。なぜかって、底抜けに明るくて、コンサートで彼の方を見るといつも笑っていて、安心させてくれる、「完璧な陽」の人だと思っていたから。
儚くてどこかにいきそう、というよりは、必ずそこに居てくれる。よく通る煽りで、時には伸びやかで澄んだ歌声で、時には力強く優しいサックスの音色で私たちとLove-tuneの世界をつないでくれる、確かな存在。

だから、どこか危うい雰囲気だったり抽象的な表現の「短歌」というよりは、ゴッホのひまわりみたいにいつでも明るく居続けてくれる絵画のような。


それでも読み込んでいくと、ありました!彼にぴったりの明るさや高い温度を持った短歌。

ステージ上であんなにも楽しそうに声を届ける彼はまさに、今この時を「謳歌」しているように見える。それは自分だけでなく、ステージに立つ側も一段下の位置からキンブレを掲げて応援する私たち全てを巻きこんで謳歌させてくれている。その姿とこの短歌が重なりました


初夏が来た、初夏は
髪をきれいに梳き分けた
十六七の美少年
さくら色した肉附きに、
ようも似合うた詰襟の
みどりの上衣、しろづぼん

初夏が来た、初夏は
青い焔を沸き立たす
南の海の精であろ
きゃしゃな前歯に麦の茎
ちょいと噛み切り吹く笛も
つつみ難ない火の調子

初夏が来た、初夏は
ほそいづぼんに、赤い靴、
杖を振り振り駆けてきた
そよろと匂ふ追い風に、
枳穀の若芽、けしの花、
青梅の実も身をゆする

初夏が来た、初夏は
五行ばかりの新しい
恋の小唄をくちずさみ、
女の呼吸のする窓へ、
物を思えど、蒼白い
百合の蔭翳をば投げに来た

これは一つの詩の中で萩谷慧悟さん、長妻令央さん、森田美勇人さん、安井謙太郎さんっぽい部分があるので順番に紹介していきます。


まず、最初ははぎちゃん。
元々短歌に詳しいわけではないただのLove-tuneおたくなので、きれい!美少年!みどり!って単純思考です。さくら色した肉附きっていいよね!!(あほ)


次はながつ。
はぎちゃんの初夏が、梅雨が明けて半袖を腕に通し始めた初夏だとすると、これは浜崎あゆみさんのサマーソングPVのような、まだ真夏じゃないけど海サイコーだよねみたいな情景。青い焔や南の海の精!そりゃながつ!というあほ単純思考で決めたのですが、「つつみ難ない」とか「火の調子」も堂々と臆せず突き進むのも彼っぽい。



続いてみゅうとはん。
これも、ほそいづぼんに赤い靴はみゅうとさんしか着こなせねぇよな…という中学生女子みたいな発想。
後半に出てくる「枳穀(きこく)」がわからなくて調べると、夏ミカンみたいなものらしい(曖昧)

青々しくてどこまでも伸びていきそうな夏ミカンの若芽。
エキセントリックな色で圧倒的な存在感があるケシの花。
熟してなくて、苦さとか酸っぱさとかを一気に閉じ込めた青梅の実。

不釣り合いそうに見えるこの三つだけど、全てがみゅうとさんに繋がる。おしゃれでかっこよくてダンスも余裕そうにこなす彼の人間味に輪郭を持たせてくれる詩だなと思います。




最後はやすいくん

コンサート中の安井くんみがすごい!!

実際は「口ずさむ」というよりも歌い上げてるし、窓もないし、客席からステージに伝わるのは呼吸というよりきゃーとかわーとかもっとすごいものなんだろうけど、
一つ一つの言葉や動きにキラキラを纏わせてこちらに届けてくれるのを見ていると、マイクとかスポットライトとかを全部とっぱらったらこんなふうなんじゃないかな。




7人の捉え方はあくまで私個人の感想なので、他の人から見るとイメージ違うってところもあったかもしれないですが、「7人全員ソロ曲を披露するならどんなのかな?」くらいの気持ちで選んだので「へー、こういうイメージを持つ人もいるんだー」くらいの軽〜い気持ちで見てくれたら嬉しいでございます…が!!

自担である安井くんのところだけは!!これだけは「っぽいな〜」と思わせる自信がある!!

なぜなら、ジャニ誌以外の他をいっさい読まない岩本担の妹に何も言わずこの部分だけを写メで送ると、「なんか安井くんっぽいわww」みたいな反応がきたからです。キュンキュンな字面に安井くんっぽさが滲み出てるのかな♡?


与謝野晶子さんの短歌は非常にエモいものが多いので、今度はグループの垣根を超えて全ジャニオタに届けたい短歌を紹介します。