はんぺん日記

〜ジャニオタが綴る雑記〜

(後編)Jr.を応援するということ〜レオレオニの珠玉の絵本たち添えて〜

前編に引き続き、ジャニオタにオススメのレオレオニの絵本たちを紹介していきます!

コーネリアス たってあるいたわにのはなし】

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

コーネリアス たってあるいたわにのはなし [ レオ・レオニ ]
価格:1572円(税込、送料無料) (2017/11/28時点)


自分は自分!人と違っていいじゃない!みたいなメッセージがある絵本は、結構ある。

ただこの絵本は違っていて、教訓めいたメッセージがあるわけではないけど、周りの視線を気にし過ぎるのも良くないよなぁ〜と、「頭」じゃなくて「心」の部分で気づくことができて、ただただ元気になるお話し。


私は、この絵本の主人公である、ワニのコーネリアスくんに自担である安井くんや、共に闘っているジャニーズJr.の姿を重ねました。


ジャニーズJr.って、アイドルって、努力も悩みも見せないようなキラキラを放っているけど、同じ人類だから私たちが悩むのと同じように悩みもあるんだよね。

デビューしていくグループ、進学や就職や結婚をしていく友達、そんな人たちが周りにいる中、安井くんの言葉を借りると「明日が分からない」ジャニーズJr.という立場で、いつ実るか分からない目標に向かって努力する日々。

周りの目を気にして、世間的に見て一般的に見て「充実している」という尺度で人生を決めたら、今すぐJr.を辞めて、未来が安定している職に就いて結婚して…っていう選択肢も存在していて、今Jr.として舞台に立つメンバーもそのことを考えたことがあるのかな、と思ったりする。

そう思ったのは、「何者」を演じるに当たってのあらんちゃんのインタビューを読んだから。

就活をテーマにした舞台の中で、友達だけ内定が決まって自分はまだという場面。そんな場面で思い出すのは「仲間のデビューが決まった時」と言っていました。

まだデビューしていない、ということを忘れさせるほどのパフォーマンスを見ていると、「いつデビューするんだ!デビュー待った無し!」みたいな気持ちはぐんぐん生まれるのに、彼らを追い越してデビューをしていったグループがあるという事実はもやがかかったように見えにくい、というか、見て見ぬふりをしてしまう。事実には変わりないのに。


それでも、目標はきっと叶うはず!と信じて自分にできることをやって(要望ハガキや雑誌アンケートなど)いこう!と思うのは、苦労したり悩んでるってことを一切感じさせない、というか、そんなこと私たちの頭から吹っ飛ばすような熱いパフォーマンスがあったり、キラキラした笑顔があるから。


「世間一般」なんて、よく分からない誰かが決めた基準じゃなくて、自分たちが信じた道を仲間とともに突っ走って欲しい。コーネリアスくんを見ているとそう思わせてくれます。


あと、コーネリアスくんを自分自身と重ねて見る読み方もできるかも。
周りにジャニオタが居ない中細々と活動をする人が元気が出ると思います。

ジャニオタ〜?じゅにあ〜〜??って言ってた人とかも、話をしていくと「趣味があるって良いよねぇ」とかポツリと言ってくれることがあるから、ポンっと出てきて私たちに向けられた言葉ほど嫌ったり引いては無いのかな、と思うから、周りの言葉は気にせず堂々と楽しめば良いのかな、と。


スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし】

最後は、「スイミー」です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし [ レオ・レオニ ]
価格:1572円(税込、送料無料) (2017/11/28時点)


「ぼくが めになろう」という、物語終盤に出てくる台詞が安井くん似合い過ぎる…という個人的な想いから紹介させていただきます。

この絵本はみんなと色が違うということだけで集団に入れないスイミーが群れを離れて海の中で視野を広げ、最後に自分の居場所を見つける、という物語。
この物語が安井くんの人生と似ている…というわけではありません。

スイミーが持つ周りを俯瞰的に見ることができる聡明さ、そのときの自分の役割を瞬時に把握する賢さ、自分の弱いところを充分に知っている強さ。この人物像が安井くんと親和性高!と思ったのです。

物語を知っている人は多いかもしれませんが、もう一回読んで見ても面白いかもしれません。



【ジャニーズJr.担の見られ方について】

Jr.担の心を癒すレオレオニの絵本を紹介しよう!と思い立って書き始めた記事ですが、気付けば、ジャニオタのアイデンティティを語るような内容になってしまいました。


「オタク」という言葉が世の中に浸透したのは、私の記憶では「電車男」が流行ったあたりからだった気がする。

当時は、一つの趣味に熱中していて人とのコミュニケーションが苦手で服装とかにも気をつかってなくてダサくて…っていうオタク像が一般的だった。ネルシャツをインしてリュック背負って分厚いメガネをかけて…っていう。


今は?


その言葉が出てきた時よりは「オタク」という言葉が一般に浸透しているし、「自分○○オタクで〜」みたいな自己紹介は会社の懇親会や合コンでも使えるくらい、「ダサい」というイメージは弱くなっている。


それでも、まだジャニオタに対して良くない印象を抱いている人は居るし、特にデビューしていないジャニーズJr.となると「意味わからない」「マニアックだね〜」という域に入りやすいのかもしれない。


その理由を考えると、まずデビュー組より圧倒的にメディア露出が少ない。

少年倶楽部」は「ミュージックステーション」全く興味の無い人がたまたま見る機会は少ないだろうし、Prince、Love-tuneが出ている「真夜中のプリンス」や青木アナのナイスすぎるパフォーマンスでありがたいインタビューが取り上げらろる「PON!」といった番組もあるが、放送地域が限られているためデビュー組よりは認知度が下がる。

このように、実態を知らない人多いからこそ理解されにくいのではないだろうか。
「ジュニア」という言葉から連想される「所詮バック」「デビューできない」というイメージが先行してしまう。


だから、
彼らの努力や魅せ方の上手さ。
メインとなる先輩ジャニーズの後方にスタンバイし、ステージには欠かせない存在としてスポットライトと黒子の狭間で舞う姿。
そんな魅力が届きにくくなるんだと思う。


自分の好きな人や趣味のことを人に話せないのは本当に苦しいし、好きな対象がスポーツ選手とかオシャレな女性モデルとかだったら反応が違ったのかな、もし全然詳しくない人でもちょっとは興味を持ってくれたのかな、と思ってしまう。


それでも私は好きないのをやめることができないし、やめようとも思わない。

誰にも味わえない経験ができる幸せに感謝しながら、明日からも強くしたたかに応援していきたい。