はんぺん日記

〜ジャニオタが綴る雑記〜

Love-tuneメンバーを短歌に当てはめてみた。

まずはじめに、ツイッターはじめました!一週間くらいまえです!原始人なので今までアカウント持っていませんでした!

@mame_07yasu21

ご自由にフォローなどして下さいませ…!




さて、今回はLove-tune与謝野晶子の詩の親和性についてです。



コンサート終わり

少クラのパフォーマンスを見た後

雑誌インタビューに綴られた素敵な言葉が胸にささるとき

ふと、自担の煌めく笑顔や、とろけそうな甘い声を思い出したとき


感情が溢れ出す〜!という時、私はたいてい同士に連絡をとるか、このブログの下書きをポチポチ打つか、ペンとハガキを手にとって要望ハガキを書く。



同士というのは

・美しき阿部顕嵐さんとくしゃっとした笑顔が我々の心を掴んで離さないSixTONES田中樹くんとの間で心が揺れているお母さん

・Snow Manの岩本照さんを見つめ続けて早10年の妹(妹が齢11歳の時、少クラ「涙くんさよなら」のパフォーマンスで岩本照くんを見染めたらしい)

・大学からずっと仲が良くてたまたま同じ時期にLove-tuneにハマった親友(ブレスケアの緑さえも萩ちゃんグリーン♡と連想できるハッピーガール)

の三人だ。


ラインするときも電話するときも、私が言うのはほとんど「安井くんウルトラスーパーマックスかっこいい!」とか「キャンメイクのCMみたいな可愛さ!うさぎちゃん!」「Love-tuneの7人さいこう過ぎてやばい」みたいな、小2レベルの感想だけど同士たちはうんうんと話を聞いてくれるから感情が発散できる。



ブログの下書きや要望ハガキ書いてる時は「Love-tuneの良さ広まれ!」とか、「Dye D?少クラ披露も単独LIVE2017映像化も単独LIVE2018開催も諦めることができようか、いや、できない」みたいな気持ちで動いているので、書き終わったらたいていスッキリする。



でも、たまーに、「発散」するタイプとは種類が違う、心にじゅくじゅくと広がっていくタイプの感情がやってくる。



あまりにも綺麗だった安井謙太郎くんのコンサート中の表情を思い出したとき、現場はあるのに行けなくてもどかしいとき、彼らの姿を少クラや雑誌を通してではなく心で捉えたいとき

そんなときに手に取るのが与謝野晶子の詩集である。(やっと本題)







教科書に出てくるような人の作品、最近は現代の作家さんが新訳に携わっていたり、


(アメトーークの読書芸人回でも紹介されていた、源氏物語×角田光代さん)



可愛らしい塗装で本屋さんの目立つところに並んでいたり、

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表紙が現代漫画風になっているから、親しみやすくなっているとは思う。





私が初めて購入した短歌の本もまさにそういう部類の本。


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パフュームの恋 iz ART BOOKS / 与謝野晶子 【本】
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おしゃれな塗装に、短歌ど初心者にも優しいこの薄さ。おまけに中も


カラーの明朝体で綴られた短歌に添えられているのはおしゃれ写真!美大生の友達の個展とかにありそうな写真!美大生の友達いないけど?!


この本に出会ったのは地元のブックカフェで、友達との近況報告を一通りして落ち着いた頃、各々好きな漫画とか雑誌をパラパラめくっていた時でした。

すぐに読めそうな薄さに惹かれて読むと、今まで自分で言葉にもしようとしなかった、でも、確かに感じたことがあったり経験したことがあるような気持ちが豊かな日本語で言葉になっていました。驚いた。昔の人がつくった短歌って、歴史の教科書に載っていてさっぱり解読できなくて堅苦しいとしか思っていなかったから。


ブックカフェの本棚に戻したとき、手元に置いておきたい本だなーでも要らないかなー短歌なんて読み返さないかなーでも欲しいなーと思っていて、その後本屋さんに行った時なんかはちょくちょく「短歌」の棚を覗いてみるくらいには気にかけていた本でした。(だいたい在庫切れで無かったけど)

そんな私がやっと購入したのは、親友にプレゼントを贈るため、本屋さんに取り寄せてもらった時。どうせ頼むし!この先どこの本屋に行っても売り切れだろうし!と思い、自分の分も注文したのです。


買った後は予想通り、読み返す頻度は少なかったのですが、Love-tuneを好きになって読み返してみると今までは違うように私の心を刺激してきました。
少し苦しくて切ないじゅくじゅくした感情は、短歌を読むことで気がつくととろけるチョコレートみたいな、甘いものにしてくれるのです。


今回は、Love-tuneの7人っぽい短歌と、グループの垣根を超えてジャニオタの心を揺さぶる短歌をいくつか紹介していきます。

ちなみに、私文系の学部出身にも関わらず短歌の知識が一切なく、ちょっと本が好きなただのジャニオタ目線で捉えた感想を述べていくので、与謝野晶子さん本人はもちろん彼女を研究しているびっくりにもびっくりされそうな短歌の知識無知!な感想だけど、明治、大正、昭和初期を生きた彼女の作品の魅力が、ジャニーズというフィルターを通して少しでも伝われば良いな〜と思って書きました。お許し下さいませ。

Love-tuneメンバー7人っぽい詩


真田佑馬さん

臙脂色は誰にかたらむ血のゆらぎ春のおもひのさかりの命【訳】私の心は、まるで臙脂色のよう。たぎるような青春の血潮と、燃え盛るような生命の炎を、いったい誰に語ればいいのだろうか。


「臙脂色」「血」「命」というワードから伝わる熱さがすごくさなぴっぽい!
溢れ出る感情を抑えきれないのも彼っぽい。

阿部顕嵐さん

一本のコスモスが笑っている。その上に、どっしりと太陽が腰を掛けている。そして、きやしやなコスモスの花がなぜか、少しも撓まない(いたまない)、その太陽の重味に。

あらんちゃんは、咲いたばかりの花のよう。圧倒的なボーカルで魅せる彼のパフォーマンスは薔薇のような時もあるけど、努力とか辛さとかを細い身体に閉じ込めて静かに美しく佇む様子がこの詩のコスモスみたいだったので選びました。

諸星翔希さん

その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな【訳】少女の年齢は二十歳。櫛で梳くたびに、豊かな黒髪が流れてゆく。青春を誇らしげに謳歌している様子はなんて美しいんだろう。

正直、彼に似合う詩を探すのが一番難しかった。なぜかって、底抜けに明るくて、コンサートで彼の方を見るといつも笑っていて、安心させてくれる、「完璧な陽」の人だと思っていたから。
儚くてどこかにいきそう、というよりは、必ずそこに居てくれる。よく通る煽りで、時には伸びやかで澄んだ歌声で、時には力強く優しいサックスの音色で私たちとLove-tuneの世界をつないでくれる、確かな存在。

だから、どこか危うい雰囲気だったり抽象的な表現の「短歌」というよりは、ゴッホのひまわりみたいにいつでも明るく居続けてくれる絵画のような。


それでも読み込んでいくと、ありました!彼にぴったりの明るさや高い温度を持った短歌。

ステージ上であんなにも楽しそうに声を届ける彼はまさに、今この時を「謳歌」しているように見える。それは自分だけでなく、ステージに立つ側も一段下の位置からキンブレを掲げて応援する私たち全てを巻きこんで謳歌させてくれている。その姿とこの短歌が重なりました


初夏が来た、初夏は
髪をきれいに梳き分けた
十六七の美少年
さくら色した肉附きに、
ようも似合うた詰襟の
みどりの上衣、しろづぼん

初夏が来た、初夏は
青い焔を沸き立たす
南の海の精であろ
きゃしゃな前歯に麦の茎
ちょいと噛み切り吹く笛も
つつみ難ない火の調子

初夏が来た、初夏は
ほそいづぼんに、赤い靴、
杖を振り振り駆けてきた
そよろと匂ふ追い風に、
枳穀の若芽、けしの花、
青梅の実も身をゆする

初夏が来た、初夏は
五行ばかりの新しい
恋の小唄をくちずさみ、
女の呼吸のする窓へ、
物を思えど、蒼白い
百合の蔭翳をば投げに来た

これは一つの詩の中で萩谷慧悟さん、長妻令央さん、森田美勇人さん、安井謙太郎さんっぽい部分があるので順番に紹介していきます。


まず、最初ははぎちゃん。
元々短歌に詳しいわけではないただのLove-tuneおたくなので、きれい!美少年!みどり!って単純思考です。さくら色した肉附きっていいよね!!(あほ)


次はながつ。
はぎちゃんの初夏が、梅雨が明けて半袖を腕に通し始めた初夏だとすると、これは浜崎あゆみさんのサマーソングPVのような、まだ真夏じゃないけど海サイコーだよねみたいな情景。青い焔や南の海の精!そりゃながつ!というあほ単純思考で決めたのですが、「つつみ難ない」とか「火の調子」も堂々と臆せず突き進むのも彼っぽい。



続いてみゅうとはん。
これも、ほそいづぼんに赤い靴はみゅうとさんしか着こなせねぇよな…という中学生女子みたいな発想。
後半に出てくる「枳穀(きこく)」がわからなくて調べると、夏ミカンみたいなものらしい(曖昧)

青々しくてどこまでも伸びていきそうな夏ミカンの若芽。
エキセントリックな色で圧倒的な存在感があるケシの花。
熟してなくて、苦さとか酸っぱさとかを一気に閉じ込めた青梅の実。

不釣り合いそうに見えるこの三つだけど、全てがみゅうとさんに繋がる。おしゃれでかっこよくてダンスも余裕そうにこなす彼の人間味に輪郭を持たせてくれる詩だなと思います。




最後はやすいくん

コンサート中の安井くんみがすごい!!

実際は「口ずさむ」というよりも歌い上げてるし、窓もないし、客席からステージに伝わるのは呼吸というよりきゃーとかわーとかもっとすごいものなんだろうけど、
一つ一つの言葉や動きにキラキラを纏わせてこちらに届けてくれるのを見ていると、マイクとかスポットライトとかを全部とっぱらったらこんなふうなんじゃないかな。




7人の捉え方はあくまで私個人の感想なので、他の人から見るとイメージ違うってところもあったかもしれないですが、「7人全員ソロ曲を披露するならどんなのかな?」くらいの気持ちで選んだので「へー、こういうイメージを持つ人もいるんだー」くらいの軽〜い気持ちで見てくれたら嬉しいでございます…が!!

自担である安井くんのところだけは!!これだけは「っぽいな〜」と思わせる自信がある!!

なぜなら、ジャニ誌以外の他をいっさい読まない岩本担の妹に何も言わずこの部分だけを写メで送ると、「なんか安井くんっぽいわww」みたいな反応がきたからです。キュンキュンな字面に安井くんっぽさが滲み出てるのかな♡?


与謝野晶子さんの短歌は非常にエモいものが多いので、今度はグループの垣根を超えて全ジャニオタに届けたい短歌を紹介します。




(後編)Jr.を応援するということ〜レオレオニの珠玉の絵本たち添えて〜

前編に引き続き、ジャニオタにオススメのレオレオニの絵本たちを紹介していきます!

コーネリアス たってあるいたわにのはなし】

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自分は自分!人と違っていいじゃない!みたいなメッセージがある絵本は、結構ある。

ただこの絵本は違っていて、教訓めいたメッセージがあるわけではないけど、周りの視線を気にし過ぎるのも良くないよなぁ〜と、「頭」じゃなくて「心」の部分で気づくことができて、ただただ元気になるお話し。


私は、この絵本の主人公である、ワニのコーネリアスくんに自担である安井くんや、共に闘っているジャニーズJr.の姿を重ねました。


ジャニーズJr.って、アイドルって、努力も悩みも見せないようなキラキラを放っているけど、同じ人類だから私たちが悩むのと同じように悩みもあるんだよね。

デビューしていくグループ、進学や就職や結婚をしていく友達、そんな人たちが周りにいる中、安井くんの言葉を借りると「明日が分からない」ジャニーズJr.という立場で、いつ実るか分からない目標に向かって努力する日々。

周りの目を気にして、世間的に見て一般的に見て「充実している」という尺度で人生を決めたら、今すぐJr.を辞めて、未来が安定している職に就いて結婚して…っていう選択肢も存在していて、今Jr.として舞台に立つメンバーもそのことを考えたことがあるのかな、と思ったりする。

そう思ったのは、「何者」を演じるに当たってのあらんちゃんのインタビューを読んだから。

就活をテーマにした舞台の中で、友達だけ内定が決まって自分はまだという場面。そんな場面で思い出すのは「仲間のデビューが決まった時」と言っていました。

まだデビューしていない、ということを忘れさせるほどのパフォーマンスを見ていると、「いつデビューするんだ!デビュー待った無し!」みたいな気持ちはぐんぐん生まれるのに、彼らを追い越してデビューをしていったグループがあるという事実はもやがかかったように見えにくい、というか、見て見ぬふりをしてしまう。事実には変わりないのに。


それでも、目標はきっと叶うはず!と信じて自分にできることをやって(要望ハガキや雑誌アンケートなど)いこう!と思うのは、苦労したり悩んでるってことを一切感じさせない、というか、そんなこと私たちの頭から吹っ飛ばすような熱いパフォーマンスがあったり、キラキラした笑顔があるから。


「世間一般」なんて、よく分からない誰かが決めた基準じゃなくて、自分たちが信じた道を仲間とともに突っ走って欲しい。コーネリアスくんを見ているとそう思わせてくれます。


あと、コーネリアスくんを自分自身と重ねて見る読み方もできるかも。
周りにジャニオタが居ない中細々と活動をする人が元気が出ると思います。

ジャニオタ〜?じゅにあ〜〜??って言ってた人とかも、話をしていくと「趣味があるって良いよねぇ」とかポツリと言ってくれることがあるから、ポンっと出てきて私たちに向けられた言葉ほど嫌ったり引いては無いのかな、と思うから、周りの言葉は気にせず堂々と楽しめば良いのかな、と。


スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし】

最後は、「スイミー」です。

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「ぼくが めになろう」という、物語終盤に出てくる台詞が安井くん似合い過ぎる…という個人的な想いから紹介させていただきます。

この絵本はみんなと色が違うということだけで集団に入れないスイミーが群れを離れて海の中で視野を広げ、最後に自分の居場所を見つける、という物語。
この物語が安井くんの人生と似ている…というわけではありません。

スイミーが持つ周りを俯瞰的に見ることができる聡明さ、そのときの自分の役割を瞬時に把握する賢さ、自分の弱いところを充分に知っている強さ。この人物像が安井くんと親和性高!と思ったのです。

物語を知っている人は多いかもしれませんが、もう一回読んで見ても面白いかもしれません。



【ジャニーズJr.担の見られ方について】

Jr.担の心を癒すレオレオニの絵本を紹介しよう!と思い立って書き始めた記事ですが、気付けば、ジャニオタのアイデンティティを語るような内容になってしまいました。


「オタク」という言葉が世の中に浸透したのは、私の記憶では「電車男」が流行ったあたりからだった気がする。

当時は、一つの趣味に熱中していて人とのコミュニケーションが苦手で服装とかにも気をつかってなくてダサくて…っていうオタク像が一般的だった。ネルシャツをインしてリュック背負って分厚いメガネをかけて…っていう。


今は?


その言葉が出てきた時よりは「オタク」という言葉が一般に浸透しているし、「自分○○オタクで〜」みたいな自己紹介は会社の懇親会や合コンでも使えるくらい、「ダサい」というイメージは弱くなっている。


それでも、まだジャニオタに対して良くない印象を抱いている人は居るし、特にデビューしていないジャニーズJr.となると「意味わからない」「マニアックだね〜」という域に入りやすいのかもしれない。


その理由を考えると、まずデビュー組より圧倒的にメディア露出が少ない。

少年倶楽部」は「ミュージックステーション」全く興味の無い人がたまたま見る機会は少ないだろうし、Prince、Love-tuneが出ている「真夜中のプリンス」や青木アナのナイスすぎるパフォーマンスでありがたいインタビューが取り上げらろる「PON!」といった番組もあるが、放送地域が限られているためデビュー組よりは認知度が下がる。

このように、実態を知らない人多いからこそ理解されにくいのではないだろうか。
「ジュニア」という言葉から連想される「所詮バック」「デビューできない」というイメージが先行してしまう。


だから、
彼らの努力や魅せ方の上手さ。
メインとなる先輩ジャニーズの後方にスタンバイし、ステージには欠かせない存在としてスポットライトと黒子の狭間で舞う姿。
そんな魅力が届きにくくなるんだと思う。


自分の好きな人や趣味のことを人に話せないのは本当に苦しいし、好きな対象がスポーツ選手とかオシャレな女性モデルとかだったら反応が違ったのかな、もし全然詳しくない人でもちょっとは興味を持ってくれたのかな、と思ってしまう。


それでも私は好きないのをやめることができないし、やめようとも思わない。

誰にも味わえない経験ができる幸せに感謝しながら、明日からも強くしたたかに応援していきたい。



(前編)Jr.を応援するということ〜レオレオニの珠玉の絵本たち添えて〜

レオレオニ、という名前を聞いてピンとくる人は少ないと思う。それでも、↓の絵本の表紙を見たら「あぁ!これ描いた人か〜」と納得するかもしれない


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スイミー
レオ・レオニ さく・え
たにかわ しゅんたろう やく

小学校の国語の教科書にかなりの高確率で載っている「スイミー

この作者こそがレオレオニさん

レオレオニはスイミー以外にもたくさん絵本を出していて、可愛い動物たちのイラストをモチーフにしたグッズは雑貨屋さんとかでもよく見かける。

それでも、絵本の内容で有名なのはスイミーくらいなんじゃないか?と思います。

レオレオニの絵本は「大人のための絵本」と呼ばれているものほど難しくないし、文章も簡単に読めるものだけど、その短いページ数の中に胸熱なレオレオニ・イリュージョンがぎゅっとつまっているのです!セクゾの「ぎゅっと」くらい胸熱!!!

わたしは「絵本講師」という資格を持っていて、資格の勉強をしたり、講師として絵本講座を開く準備をする中でレオレオニ作品の奥深さを知りました。


そして、安井謙太郎くんやLove-tuneを好きになってから読むと、これがより一層心に沁み渡ること…(絵本講師の資格勉強中は関ジャニ∞大好きなeighter時代で、芦屋で資格の勉強会に参加した後、「十祭」に駆けつけたりしていた)


そんなレオレオニの珠玉の絵本たちを、ジャニオタ的オススメポイント☆と共に紹介していきます。


フレデリック ちょっとかわったねずみのはなし】


この眠たげなネズミの顔、見たことある人いるのかな?グッズだったら一番多いのがこの絵本の主人公、フレデリックです。



冬に備えてせかせかと食料を集める仲間達の横でじっとして、だんまりしているフレデリック

仲間たちは「なんであいつは動かないの?」「変わってるよね〜」と横目で見つつ、せっせと食料集めに励みます。

ネズミ達は冬を迎え、最初は集めた食料を食べてあたたかく過ごします。

それでも食料は尽き、仲間たちは元気が無くなってきます。

そんなとき、フレデリックは自分が集めた色や音をポツポツと話し始めます。

その鮮やかな詩のような言葉を聞いて、心身共に冷え切っていた仲間たちはあたたまり、フレデリックに感謝します。

最後はフレデリックの照れ笑いで締めくくられるこの物語は、目に見えるものや物質的にすぐに役に立たつものはもちろん必要だし、そのために働くのも大切だけど、自分を生かしてくれているのは即物的なものだけではない。

心をじんわり温めてくれたり、起きたてみたいなぼんやりした頭をぱちっと覚めさせてくれる言葉や音楽や体験も絶対に必要だと思わせてくれます。


そう!わたしたちにとってのジャニーズであります。



中学生で関ジャニ∞に魅せられてから今日まで出会ってきた人をトータルでみると、批判的な意見よりも肯定的な意見の方が多かったけど、それでも「テレビの人が好きってどんな気持ち?」と言って笑う人も居たし、中学生から私の趣味を知っている友人に「今はジャニーズJr.の安井謙太郎くんやLove-tuneのことが好きだ」と話したら、「え〜!?“まだ”ジャニーズ好きなの?」「お金無駄だよー!」と言われたこともあった。

きっと「傷つけてやろう!」みたいな気持ちは無くて、「えー、そんな甘そうなフラペチーノ無理!よく飲めるね〜」って気軽に言うみたいな感覚なんだと思う。
だから、その場は適当にえへへって笑ってごまかすか、冗談言える相手だったら「いやいや無駄じゃないから!」って冗談混じりに返していました。

でも、こういうことを言われた日に安井くんの顔を見ると、一瞬…一瞬だけ、今安井くんを応援しているこの時間は無駄なのか?と自分に聞いてしまう。

邦ロック好きが相変わらずライブハウスに通ったりフェスに行く。
中学から続けてきたバスケを社会人になってもやっていてNBAの試合は必ずチェックする。

趣味としてはそんな事例とそんなに変わらないのに対象が「ジャニーズ」で、その中でもデビューしていないジャニーズJr.を応援しているというだけで他の趣味よりも批判的な目で見られることが多い。


それでも私は生かされていた。
仕事で辛いことがあっても、明日の少クラや今週末発売の雑誌のことを考えるとどうにかこうにか乗り切れた。

忙しくて心に余裕がなくて、情報をリアルタイムで終えない日が続いても、コンサートに行けなくても、
コンサート前にスタバで食べた朝ごはん、会場の電気が消えてペンライトの煌めきだけになった瞬間や、たくさんの光を含んだ安井くんの瞳、コンサート後に見た夜景、ホテルに帰る途中に寄ったコンビニで買ったコーヒー

そんな宝物のような思い出を頭の中で描けば、目の前の景色に色が加わる。ほんの少しだけど、さっきよりは確実に鮮やかになる。


ただ単に、人類として生きるために絶対に必要なものじゃないかもしれないけど、「わたし自身が」生かされるためには欠かせないもの。


きっと、誰の心にもあるそういうものを「ことば」「いろ」という優しい表現で伝えてくれ、ジャニオタの心の強度を上げてくれる本です。




【アレクサンダとぜんまいネズミ ともだちをみつけたねずみのはなし】

またネズミかよ!と思ったあなた。

そうですまたネズミです。



小動物無理〜!という方は是非目を細めてご覧いただきたい…

レオレオニが強火小動物担だったこともあり、登場人物は9割小動物です。うさぎやらネズミやらカエルやら!

先ほど紹介した「フレデリック」にはネズミがわんさか出てきますが、この作品には二匹しか出てきません。そう、題名にもなっているアレクサンダとぜんまいネズミのウイリー。
二匹は神シンメなのです(私解釈)

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に出てくるジョバンニとカンパネルラも神シンメなのですが、この二匹も負けていません。

「友達には親切にしましょう」「友達のためになることをしましょう」というような教訓的なメッセージがあるわけではないですが、二匹の心をそのまま色付けしたような美しい絵を見るだけで「あぁ、何かこういう関係って良いな」って思えてきます。

ジャニオタの皆さんの心の中にはそれぞれお気に入りのシンメがいると思うので、美しいシンメに思いを馳せながら読んで下さい。


さて、レオレオニの絵本紹介をメインに書き始めましたが、段々と「ジュニアを応援することとは」みたいな文章になり、分量も増えてきたのでここらで一旦区切ります!

後半は2冊の絵本を紹介していきます〜!



Zeppに居なかったLove-tune担から見た1stライブ

中途半端をつきつめれば本物になる

メンバーの口からこんな言葉が出た。
周りのメンバーはそれが当たり前のように頷き、ニコニコと柔らかな笑顔を浮かべていた。

真面目な雰囲気の中で語られる熱い熱いスピリットというよりは、1年とちょっとこのメンバーで駆け抜けてきた中で自然に作りだされた宝物みたいな想い。
それを彼らの口から聞けただけで、1stライブというチャンスがあって良かったと思った。泥臭い努力とか葛藤や苦しみもきっとあるはずなのに、キラキラしたアイドルを全うしてくれる彼らそんな姿をあまり見せようとしないから。






ZeppでTシャツが売り切れ、ペンラを高く掲げて叫び、身体中が熱を帯びたまま、頰を上気させて会場を出る。

Zeppに居たファンたちが最高潮にハッピーだったその時間、私はTwitterに貼り付いて、流れてくるレポを確認していた。

この時はたまたま残業もごはんの誘いもなく、自宅に一人だったから胸がザワザワしていた。

レポを読んだ後どうなるんだろう。切なくなって泣くか、かっこよすぎて可愛すぎる安井くんの細かいレポに悶えるか、この曲やったんか聞きたかった!と悔しい気持ちになるのか…
想像つかなかったから、どんな心持ちになっても落ち着けるよう、エンターテイメント界の大先輩スピルバーグ監督の「E.T」を再生しておく。


一曲目はやっぱりCALLかな?
ラストは何をやったんだろう。
関ジャニKis-My-Ft2からは何を披露したかな。
Zeppに向けてチェンジした髪型は?
幕が開いた時、安井くんはどんな表情をしていたのだろう!!

ドキドキしながら流れて来たレポを読むと、その人が見たその瞬間のLove-tuneを切り取ったキラキラした言葉、多幸感に満ちたファンの心の叫び、素敵なイラストに溢れていて、おかげで3日間のZeppがどんなだったか確認できた。


E.Tに頼るほど情緒不安定にはならなかったけど、E.T&主人公エリオット少年の関係性とLove-tuneライブのエモさが共鳴し、久々に見たE.Tが私の中で「ハイパー・エモーショナルムービー」という位置付けになったので、結果的に良かったとする。



最近はレポが掲載しれた雑誌も続々と発売されて写真の確認もできたので、行かなかったLove-tune 担としての感想を書いていこうと思います。



①行きたかったオタク、言葉に救われる

私が行けなかった理由は、平日に休みが取れなかったからである。

職場は平日仕事、土日祝が休みの勤務形態で、有給もあるけど、年度始めの4月に決めた日にちからは原則変更できない…

こういう理由で、チケットを持っていてもzeppには行けないという状況だったのです。(ちなみに、99パーセント休みが取れないと分かっていたけど、1パーセントの可能性にかけて応募はしていました。しかし外れてしまった!Love-tuneの人気の凄まじさを思い知ったあの夜は忘れない。)


東京まで、地上の交通機関では4時間、飛行機では1時間ちょっとかかる田舎町でLove-tuneに恋い焦がれ、zeppに居たら感じるであろう海風の冷たさを想像し、職場の休憩室で一人アンニュイな表情を浮かべていた私を励ましたのは、ライブレポに流れてくる「2回目」「次は」という言葉たちだった。


確かに1stライブは本当に本当に特別なものだし、だからこそ行きたかったけど、その会場に人数制限がある限り行けないファンも存在する。

そんな「行けない」側の私を癒したのは「2nd」に向けた言葉だった。

オーラスだけではなく、初日から「2nd」に向けた言葉はレポで流れてきていたし、なんならライブ開催前の雑誌インタビューでも安井くんの口から「次に繋がるようなライブにしたい」(ニュアンス)という言葉があって、それでも元気付けられていた。

開催前や初日から、もう次に向けての決意ができているって「それを現実にするための熱い想い」「1stライブ絶対成功させるよな?っていうファンへの信頼」「スタッフさんの協力に感謝する謙虚な姿勢」が無いとできないと思う。

だから、1stライブのレポを見たとき「Dye D?!映像見たい!」とか、「赤髪安井くんのきゅるんきゅるんな表情見たい!」って感情はもちろんあったけど、思ったほどの悲しみとかは無かったなぁ。それよりも、これから色んな景色を見せてくれるんだなーと思えるレポばっかりで、今Love-tuneを追いかけれることってとても幸せなことだなと思いました!

ただ!

和楽器もセクシードラキュラも、個人的に好きな曲「Heavenly Psycho(関ジャニ∞)」「&say(Kis-My-Ft2藤ヶ谷・北山)」のパフォーマンスも、高く挙げられたカラフルなペンライトが埋め尽くす客席も、記念すべき1stライブでの幸せそうなメンバーの表情も見たくて見たくてたまらないので!

DVD化の希望をまいにちゴリゴリゴリゴリ書いてます。届け…



Love-tuneのスピリット

1stライブに当たって、「PON!」番組内で特集&インタビューという贅沢な機会があった。

インタビューを受けていたあらんちゃんが口にしていたのは「中途半端を突き詰めていけばそれが本物になる」という言葉。

バンドとダンスの融合という新しい形を見せたLove-tuneに対しての様々な見方を、彼らは逃げずに受け止めている。

ネガティヴな意見もたくさんあるだろうからきっと一人だったら受け止めきれなくて、パンクしてしまうと思う。
だけど彼らは仲間がいる。皆で受け止めて、熱く燃える魂を消さないようにしている。

そんなことを思ったのは、あらんちゃんが話す後ろでメンバーはニコニコと笑い、当たり前のように佇んでいたから。

安井くんはいつもの可愛い女の子みたいな表情でコクコク頷き、美勇人は「踊り」「ダンス」と重複して言ってしまったあらんちゃんに突っ込みたくてウズウズしているし、他のメンバーもふにゃふにゃ笑っていて、あぁ、メンバー間の中ではさっきあらんちゃんが言ったかっこよすぎる言葉も当たり前になっているんだなぁと思った。

雑誌インタビューはただ一人の言葉やその言葉に同意する言葉はテキストとして表現されるけど、その話が出ている時のLove-tuneの雰囲気を視覚的に見ることはできない。(妄想はすごくするけど)

だから、サラッとLove-tuneスピリットを聞けて、メンバーの雰囲気を感じることもできた今回みたいなインタビューがテレビに流れたのも1stライブのおかげだと思った。





行ける時間、場所だったら何としてでもチケットを探して駆けつけたけど、今回は「家族が危篤で…!!」みたいな嘘をつかないと行けない状況だった。「行きたかったのに〜〜融通効かない会社め!!」という気持ちを悶々と抱いていても現状は変わらなかったので、その怨念(?!)は映像化、2ndライブ要望ハガキをゴリゴリ書くことで消化していきました。

現場に居なかったファンの方にもいろんな感情を抱いている方がいるとは思いますが、私としてはこんな感じです。




ジャニーズグループの今までの道に、物語が無かったグループなんて無いし、その中身の種類は違えど様々な物語があったし、そのグループを想うファンの存在もあった。Love-tuneだけが特別なわけじゃない。だけど、レポ、1stライブに関わるインタビューだけでもこんなに幸せな気分になるし、ますます7人のことを好きになから、私はこれからもLove-tuneの物語を一緒に作っていきたい。

劇団四季「オペラ座の怪人」がおすすめな話

台風が接近し雨も風も強くて急いでマフラーやニットを押入れから出し始めた10月のとある土曜日に、オペラ座の怪人(@広島上野学園ホール)を鑑賞してきた。

舞台は最初から度肝を抜かれ、今でも疲れたとき、「マスカレード!」の圧巻の光景を思い出すとたちまち元気になる。

鑑賞後だからこそこんなことを言えるけど、鑑賞前の私と同行する友人は全く知識が無い状態だった。
強いていえば、高校の時に遊びに行った他校の文化祭で元彼のクラスが「オペラ座の怪人」をやっていて、チラッと見たくらいだ。(元彼の友人が「号外だよー!」と新聞紙を撒き散らしていたことしか覚えていない)

怪人ってそもそも何?
ダーン、ダダダダダーンの音楽は怪人登場のBGMなの?
時代設定いつ?
ホラー?ラブストーリー?ファンタジー?

チケットを予約したのもギリギリで、映画や原作本やサントラを確認する間も無くやってきた鑑賞日の前日。

私と友人は「舞台中に寝たく無いし、早めに帰ろう!」と言いつつも前日は終電ギリギリまで酒を飲み、帰宅してからも(友人は私の家に泊まった)「台風だし絶対寒いよ!」「冬みたいな気温らしいよ!」「タイツ20でにーと言ってあれやこれやコーディネートを考え、「BGM代わりに…」と流していたジャニーズのDVDを見入ってしまい(この日は佐藤勝利さん主演「49」を見ていた。矢代さんかっこいい)寝付いたのは午前3時。家を出るのは5時。鈍行列車のみで行く計画を立てていたため、始発に乗らなければならないのだった。

台風で既に荒れ狂っている天気だった翌朝、起きると午前7時。
ここで「経費削減のため、新幹線は使わず鈍行列車のみで行こう!鈍行列車も、期間限定の割引切符を使ってさらにお安く!」という計画が崩れ去る。

新幹線を使うプランに切り替えたけど、広島に着くまでの時間+昼食+会場までかかる時間を考えるとそんなに余裕は無さそうだ。

結局、ウィキペディアであらすじを確認しただけで迎えた開園10分前。幕が上がり、私たちはパイプオルガンの音とともにパリ・オペラ座にタイムスリップし、あらすじを知らないことやオペラに詳しくないこと、知ってる役者さんがいないこと(ライオンキングだったら、「シンバ役はこの人かぁ〜!」くらいの知識はあった)は全部すっ飛んだ。

たくさんの場面あるけど、私は以下のポイントが印象に残りました!

①衣装の可愛さ!!

パリ・オペラ座の衣装のイメージはぱっと見どれも同じような、ゴテゴテのフリルに、ウエストがきゅっと絞ったカーテン生地みたいなドレスを想像していたけと、全然違う!

特に印象的だったのが「マスカレード」

出演者全員が舞台に上がって新年会をするというこのシーンは、歌もダンスも圧巻だけど、衣装も本当にすごかった!

2階真ん中あたりから、双眼鏡無しで見た私でも分かる刺繍の細やかさや、そのぞれのテーマに沿った仮面や衣装のこだわりは近くで見たかったなぁっ思った。

イメージとしては、Kis-My-Ft2「キミトノキセキ」のPVバックジュニアみたいな感じです!


②「裏側が見える」感覚

オペラ座の怪人に限らず、舞台の見方は人それぞれだけど、その見方の一つとして

俳優さんたちは、「劇団四季の役者」ではなく「18世紀オペラ座の役者」
私たちは「劇団四季を見にきた客」ではなく、「18世紀オペラ座でのオペラを観にきた客」という見方もできる。

これは、お話が架空のものとはいえ今もパリに実際にあるオペラ座が舞台である
舞台中に出てくるオペラシーンでは全演目が実際にあるオペラナンバーである
このことが関係しているんだと思う。

だから、私は「舞台役者たちの壮大なメイキング」を見ているような感覚になるのです!


もしこの舞台の原作や映画に詳しい人だったら、「あのシーンは舞台ではどう表現されているのだろう」と見るかもしれないし、出演者のファンだったら「○○さんのクリスティーヌはどんな表情で歌うのだろう」と見るかもしれない。

私は出演者も原作も映画も何も知らない状態で見たので、余計に先述したようは「18世紀の観客」として舞台に入り込めたのかな。

あと、観劇後に様々なレビューを見て気付いたことだけど、Kis-My-Ft2のライブDVDではお馴染みのボリューミーなメイキング映像が大好きな私は「ミステリアスなラブロマンス」というよりはどちらかというと「舞台役者たちの、芸術の世界での裏側」という目線で見ていたかもしれない。

ジャニーズDVD特典のメイキングも大好きな人はハマりやすいかもしれない…!!



3 この物語がうまれた舞台背景

オペラ座の怪人は1900年代初頭に出版された。まだ、人影を検知するセンサーや、セキュリティシステム、インターネットが無かった時代の幽霊や怪奇事件は、今よりも更に「恐怖」を感じる度合いは強かったのでは?

そんな時代背景があるこの作品だけど、ただ「恐怖」が前面に押し出されるのではなく、怪人の心を覆い尽くす孤独や、愛についても表現されている。
オープニングのオークションシーンでは、もう2度と戻らない仲間や思い出を振り返る時の切ない感情が、本編とは対照的な薄暗い照明、その静かな場所に鳴り響くオルゴールのメロディーで強調されている。
私たちが想像する「オペラ座の怪人」の華やかなイメージとはかけ離れた薄暗いシーンだから、より一層昔を懐かしむ老紳士の気持ちが伝わってきて、やたら切ない気分になります


まとめると、オペラ座の怪人はそんなに難しくないしあらすじ1ミリも知らなくても楽しめるよ!!!

広島は11月19日が千秋楽だけど、12月27日から京都劇場で開幕するみたいなので是非。


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ニート・ニート・ニートを読んだ

ニートニートニート/三羽省吾/角川文庫】


目標も安定も世間体の良さもないけど、後悔や、何かへの呪縛もない。身体と感情をむき出しにした、人間を謳歌する登場人物たち。

ニート3人と訳ありの家出娘の北海道旅はケンカばかりで行き当たりばったりで目標もないけどそこには必ず「音」がある。無音の世界ではない。

小説を読み始めてかなり序盤の辺りで、この旅の発案者「レンチ」がイラストの一言をぶっ放し、気付くと私たちも北海道旅の一員に入っているような気持ちになって、目標もない旅の中で新たな人生の目標を発見できる。

この本は2018年に映画化される。主演はLove-tune安井謙太郎。安井くん演じる「レンチ」は3ニートの内の一人で、北海道旅をひっぱり、読者の私たちもを巻き込んで旅に連れてってくれるリーダー格だ。

そして、同じくLove-tuneからは森田美勇人さんも出演する。美勇人さん演じる「キノブー」はこの作品に出てくる登場人物の中で一番世間体を気にして、はちゃめちゃな旅に一番ついていけなくて、思い切ったことをするのに抵抗がある。読者に近い存在かもしれない。

他にも、3ニートの妄想一人タカシや、途中に出会う家出娘の月子、3ニートを追いかけるチンピラたちや北海道で出会う人など、たくさんの役者が彩る物語は、北海道の美しい景色や喧嘩や笑い声や、3ニートの叫び、月子の心の叫びを含んで賑やかに進んでいく。

旅の軌跡を綴る言葉は丁寧で、どんなに激しい喧嘩のシーンもレンチのチャラい言動も、不思議と穏やかであったかい笑いが含まれているから読んでいて心地が良い。読んだ後は爽やかな爽快感に包まれて、「正しさ」で窮屈に縛られていた心が少し元気になる。

2018年にはどんな映像でこの物語の新たな姿が見れるんだろう。 文字と頭の中だけで想像していた世界が大きなスクリーンに広がるのが今から楽しみだ。







Love-tuneにやってほしい関ジャニ∞(泣かないで僕のミュージック 編)

「泣かないで僕のミュージック」

最初、このタイトルを聞いたとき「何て綺麗な言葉だろう」と思った。
ジャニーズソングっぽくないけど、呟くだけで背中を押されるような言葉。

「泣かないで僕のミュージック」は歌詞は力強いのにメロディはすごく優しくて、過去の辛かったことや目の前に立ちはだかる壁、チャンスやピンチも全て前向きに受け止めた時の心を表したような曲だ。

この曲のパフォーマンスを初めて見たのは2010年の年末から2011年の年始にかけて行われた「8UPPERS」というアルバムをひっさげて行われたツアーだった。



コンサートの序盤、銀色のガウンを身に付けた7人はセンターステージの階段の上に立つ。キラキラと光を発する階段がメンバーを照らすと、オープニング曲でタバコをステージに投げ(る様に見えるパフォーマンスがある。)、炎をぶっ放していた時とは打って変わって、明るい雰囲気でこの曲が始まる。

曲はサビ以外ハモリパートは少なく、メンバーのソロパートが代わる代わる歌われるような構成。パートを担当しているメンバーはその美しい言葉一つ一つを丁寧に歌い、歌わないメンバーは足取り軽いステップで、時に隣のメンバーと顔を見合わせながらこの曲が持つ美しさを作り上げる。

そしてサビ。ここでは階段上に7人が横一列に並び、皆で同じ振り付けをするのだ。



振り付けはとびきりセクシーなわけでもないし、客席と一緒に盛り上がる振り付けもないし、メンバー同士が身体を絡み合わせるわけでもない。曲調も、強烈なインパクトを放つ関ジャニ∞の曲の中でもこれといって目立った特徴が無いのだが、2010年の年末、私の目の前に広がった光景をいつまでも覚えている。

階段を登ったり下ったりする軽快なステップ、手元の柔らかい振り付け。
力強い言葉を「上手くいくよ」と何でもないように歌うメンバーの笑顔。
間奏ではveteran(当時、関西ジャニーズJr.の第一線で活躍していたグループ)のダンスが華を添えた。




熱がこちらまで伝わるようなバンドステージや、切ない歌声で会場の空気を変えるバラードソングとはまた違う、暖かいこの曲をLove-tuneが歌ったらどうなるんだろうか。

そう思い、ここはながつで〜〜。あ、ここは萩ちゃんが似合うなぁ〜なんてふんわり妄想していたら、Love-tuneとこの曲の親和性の高さに気づいてしまったのです。



○歌割りの妄想


♪運命の日だと 気づかないまま
がむしゃらに走る 僕を まだ笑うかい? 『Hey』
→もろがAメロを歌うイメージなかなか無いけど、あの透き通るような美声とこの曲の雰囲気がぴったりだから曲の幕開けをのびのびと、カッコ良く歌ってほしい。少し斜め上を見ながら誇りに満ちた表情で「Hey」を言うもろさんが容易に想像できる…


♪呼び覚まされたこの魂を むき出しのまま
生きちゃいけないと キミは言うのかい? 『Hey』
→観客に問いかけるような、訴えかけるようなここは真田さん!!関ジャニ∞では安田さんが担当していて、客席を煽るような歌い方をするからそのイメージから熱血さなぴーが思い浮かんだのかも。


♪叫んでいるプライドを 隠せと言うの? これは夢じゃない!?
→「叫んでいるプライド」という泥臭い言葉だけど、美勇人さんだったらおしゃれに、柔らかい笑顔で歌ってくれそう。


♪追い越して行く彼らには 見落とした
ステキな夕陽の事を話そう 『Yes』
関ジャニ∞では大倉忠義さんパート。甘い美声で、「自分のペースであせらずに」と囁いてくれるこのパートは萩ちゃんがぴったり。他の関ジャニ∞曲でも、萩ちゃんは大倉パートを歌うことが多いような。


♪次に昇り来る太陽へと 願いを込め
生きる喜びを感じたと言おう 『Yes』
→光を見つけて突き進む力強さ、悲しみより喜びを。そんな前向きな部分はながつが歌ったら、歌詞のパワーがより際立つんだろうなと思う。彼のキラキラな笑顔が似合うパート!


♪暗い闇は永遠に 続くことは無い! そう 信じるよ!!
→サビにつながる直前のパート。あらんちゃんが「そう信じるよ!」と声高らかに、堂々と歌って客席を巻き込んでほしい。


♪泣かないで 僕のミュージック ココロが 求めるメロディー
Don't Stop!! Don't Stop!! 輝きはじめた 今日を生きるよ
→落ちサビは安井くん。関ジャニ∞だとすばるさんのパートなんだけど、彼の心の叫びが前面に出ている部分。
大変さを私たちに見せない、ステージで涙を見せない安井くんの心の叫びをこの歌詞に託してほしい。


関ジャニ∞の曲にはアルバムやカップリングの曲でも、何度もコンサートで歌われる曲もある。(2009年発売のアルバム「PUZZLE」に収録されている「ブリュレ」や、2011年発売のアルバム「FIGHT」に収録されている「宇宙に行ったライオン」など)

でも、この曲は先述したツアー以降パフォーマンスを見ていないし、少年倶楽部内でジャニーズJr.が歌うのも私の中では記憶が無くて、名曲が埋もれかけているのがすごく勿体無い。

この曲をLove-tuneが歌ったら…というのは関ジャニ∞のカバー大得意という点もあるのだけど、彼らが「誰でもセンターになれる」というのを売りにしているというのもある。

サビは大体○○が歌うしなぁ
Aメロは○○は歌わないし

という線引きがあったら、妄想といえどもここまで自由に考えることができない。

Love-tuneさん、やってくれないかなぁ〜〜