はんぺん日記

〜ジャニオタが綴る雑記〜

泪にさえも戸惑うことなく、願いを歌う

「アイドルはいつかいなくなる」
「今年に入ってジャニーズ事務所で色々起こりすぎ」
「35歳の男性が転職を考えるのは普通のこと」
「本当のファンなら彼の選んだ道を応援するべきだ」

そんなことはもういい。

渋谷すばるが叫んだ「eighter」という、言葉は、この二ヶ月の間にネット上やテレビで流れていたたくさんの情報や言葉を超えて私たちに届いた。


その言葉が届けられたのは7月8日の「関ジャム完全燃」内で関ジャニ∞が7人で歌う最後のパフォーマンス。歌ったのは大阪ロマネスクとLIFE〜目の前の向こうへ〜の二曲だ。


大阪ロマネスクはいつもと同じように優しく綺麗で、中学生の頃初めて聞いた時と同じように大阪の綺麗な夜景が目の前に広がっていくよう。


「そんな綺麗なもんじゃないよ〜」
大阪の夜景に憧れると言ったらそこに住んでいる友達にはこう言われたし、実際に自分の足で大阪の夜の街を歩いて「そんなに綺麗じゃない」部分をもう何度も見たけど、「大阪ロマネスクを知っている私が見ている大阪の夜景」という、現実と夢の間を彷徨っているような景色が一つくらいあっても良いだろう。


そして、本当に最後の最後の曲である「LIFE〜目の前の向こうへ〜」を歌った後、彼が放ったのは今まで何回も言ってくれた「eighter」という言葉だった。


その、言い訳が無い、彼の全てが込められたそれを聞いて初めて「分かった」気がしたのだ。口にしてみればたった三文字の言葉。その言葉は、この二ヶ月の間にネット上やテレビで流れる「他の人が言っていた」言葉なんかまるでなかったように、私たちにまっ直ぐ届いた。


関ジャニ∞として2002年から最後まで全力で届けてくれた渋谷すばるの歌声や言葉。それに生かされたたくさんの「私たち」がいて、今も生きて、存在しているということは誰が何と言おうと変えることがない事実だ。


7月21日


世間的には何の変哲もない土曜日で、私としては自担である安井謙太郎くんの誕生日だからちょっと特別な日。


そんな日に、名古屋で行われる関ジャニ∞のコンサートに行く。6人になった彼らの姿を生で見るのはその日が初めてになる。


好きになった中学生から今まで「何があっても、エイトがいるし大丈夫か」と。そう思えたことがどれほど救いになったか。

高校受験や失恋や大学受験、その他、毎日の生活の中で少しずつ積み重なる辛いこと


そんなものが心を覆う度、友達や家族と同じように関ジャニ∞の存在を思い出していた。
「周りにいる誰か」よりも、彼らを心の拠り所にする時もあった。


彼らとはもちろん直接話したこともなくて、生で見るのは年に一回のコンサートだけ。それも「会う」という距離じゃない。いつだって彼らはステージに立つ演者で、私たちは観客だった。

一般的にいう「人間関係」には当てはまらない関係だけど、私たちは彼らをとても信じていて、そして彼も私たちの声や笑い顔を糧にしてくれていると信じていた。そして、それは今でも信じてる。


明日のステージで私は何を見るんだろう。どんな景色が目に映るんだろう。彼の姿が無いこと、歌声が聞こえないことに最初は戸惑うかもしれないけど、8人や7人だった彼らがいたから生きてこれたたくさんの「わたしたち」が観客席に居る。
関ジャニ∞というグループに生かされる。それは6人になっても変わらないのだろう。

大好きなHeavenly Psychoの歌詞「泪にさえも戸惑うことなく 願いを歌う」こんなにも似合うグループだから、明日もたくさんの愛と祈りを届けてくれると思っている。

コンサート待ち時間で読める短編小説

コンサートの必需品は何だろうか。
ペンライトやチケット、デジタルチケットが増えてからはモバイルバッテリーや充電器もかなり重要になってきていると思う。
あとはコンサート前のメイク直しに欠かせないリップなどのコスメ、カフェや会場の前で掲げて撮影するための写真を持っている人も多い。



私の場合、上記のラインナップに「文庫本」も追加される。なぜかというと地元でジャニーズのコンサートが開催されることはほとんどの確率でなく、基本的には「遠征組」と呼ばれる人たちに当たるからだ。

ジャニオタになったのは中学二年生の時。関ジャニ∞が大好きで、年に一回京セラドームに通っていた。

高校生になってからはアルバイトを始めたこともあり、関ジャニ∞のみならず、関西ジャニーズJr.の公演にも足を運ぶ余裕がでてきた。

ジャニーズJr.はデビューしているグループよりも全国ツアーをしたり、いくつかの土地を回る機会が少ない。しかし、関西ジャニーズJrの拠点は「関西」である。
自分の地元から新幹線を使えば40分、金欠でも「青春18きっぷ」を手にし、鈍行で2時間揺られると大阪に着く。

「鈍行で2時間」と他の友人に言うと「絶対しんどいでしょ…」と言われるし、今やれと言われると断然新幹線を使うけど、関ジュ担だった友人と電車に乗って色々話していると結構あっと言う間に神戸辺りに到達するし、自分たちの住んでいる街からどんどん景色が変わって、じんわりじんわり「関西の都会」の街並みが見えてくるのがとても好きだった。

関ジャニ∞や関西ジャニーズJr.を応援していた高校生の時から状況は変わり、本格的な遠征組になったのである。

変わったところ

「友達とは基本現地集合」

今自分が住んでいるところにはジャニオタの友達がいない。
小学校からの幼馴染、高校の友達、大学で仲良くなった友達など、色んな年代で出会った大切な友人たちとは、終日に遊んだり仕事終わりにご飯を食べたりするが、一緒にコンサートには行かない。

一緒にコンサートに行く友人たちは全員県外に住んでいるのである。こうなると、移動中に話し相手は無くなる。

「東のJr.担になった(Love-tune安井謙太郎さま)」

高校生の時、まだJr.だった重岡大毅さんの団扇を持ち、松竹座の前で「関東Jr.担にはならない気がするわー」とのたまう私に、嬉々としてLove-tuneバンダナをカバンにつけ、「安井」団扇を黙々と作っている数年後の自分の姿を見せたい。驚愕の事実、未知との遭遇、未来のことは誰もわからないのである。

東のJr.担になったと言うことは、松竹座や大阪城ホールよりも六本木EXシアター、帝国劇場、シアタークリエと行った東京の会場に足を運ぶことが多くなったということである。今までのように新幹線で1時間かからない、鈍行でもなんとか行ける距離ではなくなってしまったのである。

こうして移動時間が「暇」+「長く」なった私は、コンサートの必需品に「文庫本」を追加することになった。


☆遠征組におすすめの文庫本

私はジャニオタになってから大阪や東京にちょくちょく行っているが、進学した大学も就職先も全て、海が面している西日本の温暖な地域だったので、旅行や仕事の出張以外で長期間過ごしたことがない。

大学の時に何連泊かしたり、新入社員研修で丸1ヶ月東京の研修所に泊まっていたのが1番長い記録である。もう、とても楽しかった。

新入社員研修では「もう疲れた」「土日が休みでもすること無いし」と言う同期といたけど、私はここぞとばかりに買い物したり、ジャニオタの同期と遊んでいた。

ずっと住んでいたら「特別」な街ではなくなるのだろうし、「疲れた」と思う人も中にはいるのだと思う。

それでも私は、東京に行く時も大阪に行く時もワクワクしている。もちろんコンサートが待っている楽しみもあるのだけれど、街自体へのときめきも消えていない。

移動時間は長いし準備にも時間がかかるけど、そんな遠征おたくを優しく迎えてくれるような物語…特に、移動中の息抜きにさくっと読める短編集が鞄の中に入っていると移動中に見える景色もいつもよりちょっとだけ鮮やかになるので、いくつか紹介していく。

『バスに乗って』


表紙の絵をみて「昭和初期のお話かしら…?」と思ったけど、違いました現代でした。
会社や毎日の生活に疲れたOL、認知症の祖母と一日を過ごす大学生の孫、クリスマス前のカップル、出張帰りのサラリーマンなどが主人公のお話が 話。どのお話の背景にもバスが登場します。

地方住みの私が得る「東京」の情報源はテレビが圧倒的に占めていて、そこで描かれる姿は、最新・おすすめ・賑やか。

だけど、私は東京の日常が知りたかった。

最新の店じゃなくても昔からの建物がある風景
住宅地に馴染む喫茶店
特別でない、いつもの休日

これは大きな事件は起こらないけど、毎日何かしら起きている東京の「どこか」の日常をもらさずに丁寧に書いてくれた短編集。




『東京23話』


東京23区の歴史を一番知っているのは、そう、街!この本の中では街が喋るのです。

ただ歴史を並べた文章ではなく、その街の温度や空気までこちら伝わる暖かい文章になってそれぞれの街の良さを私たちに届けてくれる。

コンサートで上京しても、微妙な空き時間で行けるところ・できることって限られてるし、空き時間の使い方に結構困ったりするけど、この本を読んだらガイドブックやまとめサイトには載ってないような魅力的な場所を知ることができるのでおすすめ。

安井くんとラジオ

ラジオは、どちらかというと近寄りがたい存在だった。

大学の友達には「テレビよりラジオ派なんだよね〜」とさらっと言う友人もいたし、作家さんのエッセイを読んでいてもたまーにラジオの良さについて書いたものに遭遇する。


「ラジオ好きってなんかかっこええなあ」と思っても、自分の生活にそれが入ってくるか?と言われると、うーん、あんまり関係ないわなーと、これといって注目していなかったラジオ。


そんな私だったけど、安井謙太郎&高橋優斗のらじらー!サタデーが始まってからはラジオを定期的にきくようになった。

後輩であるゆうぴと話して、リスナーのお便りに突っ込んだり感心したりする安井くん。ライブMCや番組進行で話す時とも違って1時間の中で優斗くんをいじって笑ったり、逆にいじられて拗ねたり、珍しいお便りを読んで声のトーンが思わず上がったり、そんなラジオは聞くだけで本当に元気が出る。


私は、自分が見たり聞いたりする安井くんが「全て」だと思っているので、ラジオが「素」に近いとか、MCではつくっているとかそういうことは全く考えなくて、ラジオを聴いている時も「ほ〜安井くんはこんなことも喋るのかぁ」と思っているだけだけど、

ただ、コンサートや雑誌、テレビとは違う、声から伝わる安井くんの姿を知ることができるのがとても嬉しかった。

「なんだかんだ言っても映像が面白いわな」「イヤホンから聞こえるなら音楽がいいわ」と思っていた私でもラジオがめちゃくちゃ身近なものになった。

そして最近では2人のラジオが無い時でもNHKラジオアプリ(らじる★らじる)をフル活用していて作業中によく聞いている。特に聴く回数が多いのは「ごごラジ!」で、今年の3月末、引越しの関係で二週間くらいテレビ無しの生活を送っていた時に聴き逃し配信の中からたまたま聞いて、ハマった。



毎回これ!というテーマが決まっていて、バンギャボードゲームソムリエ、顔ハメ看板専門写真家、お土産キーホルダー収集が趣味の人…何かに極めた人がたびたび出てくる。

ジャニオタである私はジャンルが違えど、一つのものに対する情熱を不特定多数のリスナーに届けようと丁寧に、分かりやすく、そしてそのジャンルを解さない人にも寛容に語る姿を声から思い浮かべ、同じオタクとして尊敬ビームを密かに送っている。

「手紙の書き方コンサルタント」の方なんかも出演していて、担当へのファンレターや雑誌のアンケート、要望ハガキなどなにかと手紙を書く場面が多い私はもう本当に本当にありがたかった!(こういうのを一から本で勉強しようとしてもなかなか重い腰が上がらなかった)

さて、6月4日の放送は仕事が休みだったので、作業をしながらリアルタイムで聞いていた。
ゲストは脳内科医の加藤俊徳さんで、ラジオと脳の関係について話すというもの。

この本を書いている方らしい(◎◎)

スマホやテレビの普及によって「視覚優位」になりやすい中、ラジオを聞くことで脳で聞く力が備わる。ラジオを聴くことによって「耳で空気を読む」力、つまり、声で人の気持ちを汲み取りやすくなるらしい。

この力が備わることによって、何か言われたら理解しようとせずにすぐに怒ったり…っていうのも少なくなるそうな。


あと、この先生が思う「いいラジオ」は「リスナーを置いてけぼりにしない」「どんなことをしてほしいか汲み取っている」(ニュアンス)を言っていて、安井くんとゆうぴのらじらーがまさにそれじゃあん!って思いました。もうすぐ100回。他の長寿番組に比べたら放送回数はまだまだ追いつかないけど、リスナーのお手紙読んで瞬時にトークに取り入れたり、2人の声のトーンがコロコロ変わることで臨場感があって、私たちがその場にいないのに「空気」がこっちまで届く、あの感触は2人の努力とスタッフさんたちの力のおかげだなぁと思う。


安井くんとゆうぴのらじらー!第一回目を聴いたのは、新社会人になり、それぞれの支店に配属されるまで一ヶ月間過ごした研修所の部屋だった。


研修漬けの五日間が終わり、ぎゅうぎゅうになった脳みそをとりあえず解放したくて、北は北海道、南は沖縄、全国津々浦々からやってきた同期とここぞとばかりに東京の街に繰り出していた休日。といっても、研修所の門限は22時半、シャワーを使える時間も限られていたので飲み会があっても22時くらいには帰る、なんとも健全な休日。


しかし!門限まで飲もうぜ〜とダラダラ店に居座り、22時に「おつかれ〜」と言って研修所の正門でちょっと立ち話をし、「ね、部屋帰ったらすぐシャワー行く?」なんて言ってたら確実に間に合わない。てかもう終わってる。


そりゃあ夜中まで飲み続けるなら諦めるけど、たった1時間早く帰ることで、記念すべきらじらー初回が聞けるんだから、なんとしても「らじらーが終わった瞬間に研修所に帰る」なんてことは避けたかった。


ジャニオタであることをカミングアウトしていなかった私は「これ飲み会入ったら聞けないよなあ」と心配し、初回の日には唯一カミングアウトしていた関西ジャニーズJr.担の同期と予定を入れ、21時にはシャワーも浴び終わり髪も乾いた状態で部屋にいる、というシチュエーションで待機することができた。


「らじらー!サタデー!」の掛け声とともに流れる軽快な音楽、初めてちゃんと聴く高橋優斗くんの声、そして、落ち着きの中でも少しだけ高揚した安井くんの声。
1時間経つのはあっという間で「まだまだ続けば良いのに!」と思ったのを覚えている。


みっちり癒されて楽しかったあの初回の夜。
スマホには友達やジャニーズの仲間からの応援メッセージが入っていて、目の前にはほとんど絡みが無かった優斗くんが座っていたあの夜。安井くんは手に汗握っていたのだろうか。頑張る姿を見せない安井くんだから、らじらー!が決定して緊張したり不安だったエピソードはなかなか聞けなくて想像するしかないんだけど。100回記念はそんなことも聞けたり、、、するのかなあ。


土曜日夜=安井謙太郎&高橋優斗のらじらーサタデー!っていうのが当たり前になっているし、これからも深いこと考えず「面白い〜」「2人楽しそ〜」「癒し〜」って思いながらゆるゆる聴くと思うけど、「100回記念」を迎えられるのはとても幸せってことは忘れたくなくてブログに綴った次第です。



改めて、今まで続けてくれてありがとう!おめでとう!これからもずっとずっと聴いていたい!!



(後半)Love-tuneメンバーを小説に当てはめてみた

Jr.祭り大阪公演が無事終わりましたね!

全員やシャッフルメンバーで歌う王道ソングとグループごとの個性がバッチリ出るコーナーとの絶妙なバランス、外周で鉢合わせする度に見せてくれる他グループメンバー間のいちゃいちゃ、全員上半身裸になって腕立て伏せをしたかと思えばバクステにぎゅぎゅっと集合してなぜか腕相撲をするありがたいトンチキコーナーまであって最高でした。


我が自担安井謙太郎さんは進行を進める場面が多く、頭の中で段取りとか会場の様子とか色々考える必要があったのかと思うけど、大変さは一切見せずふんわり笑った優しい笑顔でファンサしたり、雑誌「ar」ばりにおフェロな雰囲気をまとって色気をムンムン漂わせたり、最後にはきっちりエモい挨拶もして、完璧スーパーアイドルだったので、そんな姿をこの目で見れてとても幸せな時間でした。

横浜まで待ちきれない人も、今回惜しくも行けない人も、大阪の余韻に浸っている人も、追加公演の当落が気が気じゃ無い人も、Love-tuneのメンバーっぽい本で癒されてください。


今回は森田美勇人さん、真田佑馬さん、阿部顕嵐さんのお三方です。


森田美勇人

「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」


朝起きてクローゼットやタンス、透明のプラスチックケースを開けるとき、何かしらの気分に沿って服を選び、手に取る思う。


とにかく着心地の良さを優先したい気分
失敗がないいつものあのコーデ
デートする相手の好みのあのスカート
自分の趣味全開で、ちょっと寒そうだけど我慢してでも着たいあの服
つけるだけで気分が上がるアクセサリー
もう適当でいいや〜〜って気分


こだわりがある人も無い人も、服を手に取る前に何かしらの考えは巡らせるんじゃ無いか。


そんなファッションにまつわる日常をテーマにしたこの本の作者はルミネなどの広告コピーを手がける尾形真理子さん。


思わず目を引くタイトルはもちろん、物語の中にも宝石みたいな言葉が入っているこの作品は、渋谷にあるセレクトショップに買い物に来る5人の女性をを主人公にした短編集。


高校生から付き合っている恋人と倦怠期。
仲の良い後輩の結婚式…楽しみだけど結婚相手は自分の元彼。
華やかな業界で働く恋人の隣で引け目を感じてしまう「凡人で真面目な」自分。


そんな悩みを持つ彼女たちは、店長さんのアドバイスを元に自分だけの服を見つけるけど、服を選ぶ基準は物語によって様々だ。


少し背伸びしていつもと違うデザインを選ぶ主人公もいれば、自分の良さを存分に引き出すアクセサリー、いつもの服装よりも少し力が抜けた感じの服を選ぶ主人公もいる。


それは、悩む彼女たちに少しだけ勇気をもたらしたり、希望を与えたり、自分をもっと好きになれる魔法をかけてくれる。


この小説が美勇人さんにぴったりだなあと思ったのは、お客さんに服のアドバイスをする店長さんと、Love-tuneメンバーの服のデザインをする美勇人さんの姿が重なったから。


ただ「似合う」ってだけじゃなくて、新しい一面を引き出したり、元々のその人らしさをさらに魅力的にみせたりする洋服。
美勇人さんがデザインした衣装が私たちの心を掴むのは、ただかっこよくてセンスがあるからじゃない。
一人ひとりがかっこよく、時にはチャーミングに輝いてステージに立つことを想像しているからだと思う。



Zepp単独公演に行けなかったわたしはLove-tuneTシャツを持っていないので(根に持っている)今回のJr.祭りで販売されたバンダナがが初めてのオリジナルグッズということになる。


ミュートモリタさんが思う「オシャレ」を詰め込んだというだけあって(安井謙太郎さん談)想像以上に可愛く、「普段使いできるかどうか」というハードルを楽々クリアした。


デビューしていないにもかかわらず「ビートくん」というオリジナルキャラがいて、ハートというモチーフがあって、その中でデザイン、色遣いともにセンスが爆発しているおしゃれ番長がいるってだけで今後のグッズ展開にも期待しかない。


関ジャニ∞ファンだった中学の時はエイトレンジャーのポーチ!ツアー名がでかでかと入ったかばん!シュシュ!学校で使う!欲しい!という欲とお財布の中身を相談する日々だったけど、高校生、大学生になるに連れて「普段使いできるかどうか」がグッズを選ぶ基準になっていた。

Love-tuneを応援し始めてからは、ジャニーズJr.という立場もあってオリジナルグッズが展開される機会は少ないため、デザインの詳細が出ていない段階でもとりあえず「買おう」という気持ちにはなるのだけど、そのデザインが可愛くて本当に幸せな気持ちになるから、ミュートモリタさんとLove-tuneメンバーには本当に頭が上がらない。

余談だが、地元に帰るとジャニオタの友達はほぼいない。昔一緒に関ジャニ∞や関西ジャニーズJr.に通っていた友達はいるけど今のジャニーズJr.事情やグッズについてはおそらく知らないので、今度遊ぶときにしれっとバックにつけて行って反応を見たいと思う。



真田佑馬

銀河鉄道の夜


銀河鉄道の夜宮沢賢治って文字の並びだけ見るととっつきにくいと思う人いるかもしれないし、読んだことがあったとしても結局何が言いたいかわからない!って思ったかもしれない。


私も一回高校生くらいの時に読んだけど「この本は最終的に何が伝えたかったのか」「ここのセリフはどういう解釈をすれば良いのか」と考えたけど、結局何も分からずに終わってしまった。


なんでこの話が長〜く読み継がれているんだ?!って思ったけど、最近になって意気込まずパラパラと読んでみると、とても良かった。


結局何の話?とか、何が伝えたいの?を追求するのも大事だけど、最初は物語に出てくる美しい景色と、登場人物の心臓の音まで聞こえそうな登場人物の感情の揺れ動きを体験してほしい。それだけで、読んで良かったー!ってなる。


読んだ後研究者の見解も知りたい!と思ったら調べても良いかもしれないけど、まずはそれぞれの楽しみ方で、それぞれの景色を楽しめば良いと思う。


知識も何にもない私なりに見出したこの作品のおすすめポイントは二つ。

一つは、人間っぽさが出ているところ。
淡々としていて、絵本みたいな優しいな優しい文章。だけど、その中に小さな悲しさや、やりきれない気持ちや、優しい気持ちがある。


もう一つは、どんな心の状態にも寄り添ってくれる美しい銀河の描写。
コンサートの後、自分の目で見た打点の高いペンライトの灯火や全力で踊るメンバーの姿の美しさを心の中で整理しきれないときがある。
景色は鮮明に目の前に浮かぶし、心も、その時感じたことをしっかりと覚えているのだけど、その美しさを声に出して伝えて下さいと言われると、語彙力に乏しい私はとても難しく感じてしまう。


そんなとき、宮沢賢治の文を読むと、あぁこれだと思うのだ。ひとつひとつの表現が心に浮かぶ景色とリンクする。


これはコンサートの光景に限らず、忘れられない風景や言葉にできない気持ちを重ねるときっと心にストンと落ちると思うのでオススメである。

さて、真田くんと銀河鉄道の夜の親和性について書いていく。

真田くんは、MCとか雑誌のインタビュー、局動画を見るととても人間っぽいなと思う。基本的には大人っぽい落ち着き払った雰囲気でのんびり話を聞いているけど、ちょっと拗ねたり、表情に出たりするのがとても彼らしくて良い。
まっすぐだし感情豊かだけど、それを前面に出すのではなく、コントロールして話していて、それを見抜いた安井くんに突っ込まれたりしているのがたまらなく愛おしい。


優しくて不器用で穏やかな彼が感情をむき出しにするのはギターを持った時だ。そのまっすぐな熱はステージを、客席を熱くする。心までステージに引っ張られる感じは彼のパフォーマンスを見ないとなかなか伝わらない。

優しい人間っぽさと、彼の熱で作り上げられた熱く美しいステージ。


この作品とぴったりではないだろうか。



阿部顕嵐

さきちゃんたちの夜」



吉本ばななさんの短編小説。
主人公は五人の「さきちゃん」

恋愛、仕事、家族の問題…というようなテーマを超えた、日々を生き抜く女性たちに向けられた物語。

あらんちゃんこと阿部顕嵐さんは、お顔は宇宙の星を集めたみたいな輝きを放ってるし、まっすぐ心に届く澄んだ歌声だし、笑っても喋っても動いていても静止画でもとにかくずっと美しくて天上人みたいなんだけど、私たちと同じ人間だと思わせてくれるような、不思議な親しみやすさも持っている。

アイドルの仕事は私たちの見えているところ以外で大変なことがそりゃあもうたくさんあるんだと思うんだけど、それを静かに、したたかに、それでいて力強く乗越えているんだなと思う。

私たちの日常も、テレビドラマみたいな事件や恋愛のドタバタが毎日繰り返されているわけじゃないし、「今日一日中調子悪かったな〜〜」って思う日もあるけど、よっとずつ前に進んでいるし、ドラマほどじゃあなくてもそれなりに大変なこととか辛いこともある。


芯が強くて、決っして心の炎を絶やさないあらんちゃんのような主人公の生き方に勇気付けられるし、読み終わった後には、地味とか派手とか関係なく自分も物語の主人公なんだと気付くことができる、素敵な贈り物をもらったような気になります。


以上です。


ジャニーズファンとしての楽しみ方って、映像や雑誌を見たりコンサートに行ったり…っていうのが一般的ななイメージだけど、twitterを見ているとグッズリメイクしたり、ロケ地を巡ったり、コンサート仕様に綺麗なネイルをしたり、色んな楽しみ方があってとても良いな〜〜と思う。

この小説○○くんっぽい!とか、この話の雰囲気コンサート後のセンチメンタルな気持ちにぴったり!とか、そういうノリで読書をするのも先述した楽しみ方の一つだと思うし、住んでる場所とか環境とかに左右されずできると思うので、良ければ参考にしてみて下さい( ^ω^ )

(前編)Love-tuneメンバーを小説に当てはめてみた

Love-tuneをはじめとするジャニーズJr.から「読書」「本」という言葉が出るとテンションが上がる。


自分自身、ジャニーズの次に熱い趣味は?と言われると「読書」と答える。
美術館に行くことも好きなのでそれも趣味に入るかもしれないけど、意欲が湧くのは絵本の原画展など本に関係する場合が多いし、日常的に楽しめるのはやはり読書だ。


本は小学校の頃から好きで中学、高校とその思いは変わらなかったけど、休み時間は友達と外でドッジをしたり、ベランダにたまっておしゃべりをすることを優先していた。


確かに楽しかったけどたまーに、教室で一人で本を読んだり、図書館に行っているグループが羨ましかった。


そんな自分が家でも学校でも友達の家でも思いっきり読書を楽しむようになったのは大学に入学してからだ。

自分が入学したのは文系だったので例え本が嫌いでも読まなければならない環境だし、みんな自ら志望して選んだだけあってほとんどの同級生が本が好きだったので食堂や授業が始まる前の教室やや休憩スペースで読んでいようと誰も、何も気にしない。

大学図書館の他に県立図書館や、絵本ばかり集めた子ども向けの図書館、作家に関する展示をする文学館、書店、本をゆっくり読めるカフェが自転車5分圏内にあったので、私を含む読書おたくの同級生とバッタリということもたくさんあった。


そんな読書おたくの私も無事大学を卒業し、「あと数日で新入社員研修!一カ月長いけど頑張るぞ!」と意気込んでいたタイミングで安井謙太郎さんに堕ち、大量に保存した安井謙太郎せんの画像とたまたま仲良くなったジャニオタ同期に癒されながら研修を終え、支店に配属される5月には無事Love-tune担になっていた。
安井くんの存在は知っていたけどまさか担当になるなんて人生わからない。


さて、読書おたくとジャニオタを兼任しているとこの本○○っぽい!っということがあります。

小説だけでなく、絵本を含むとLove-tune以外のジュニアやデビュー組など、挙げていくとキリがないのですが、ひとまず!Love-tuneのメンバーっぽい小説をご紹介します。


萩谷慧悟さん

「階段途中のビッグ・ノイズ」

本について

越谷オサムさんは「陽だまりの彼女」の原作者です。

トップオブイケメン松本潤さんと、原作の柔らかい雰囲気がぴったりな上野樹里さんで映画化もされた小説で、意外なラストが話題を呼んだ作品。

わたしが読んだのは大学の時で、ドラム練習のためにスタジオにこもっていたもののあまりの暑さに練習をひとまず辞め、(ボロ校舎だったのでクーラーが弱かった)下着姿の一歩手前みたいな服で小説を読んでいたという気持ち悪いエピソードがあるのですが、蒸し暑い部屋でドラムの椅子に座ってぼろぼろ泣いた。

気づく人は色々な伏線に気づいてラストが予想できたのかもしれないけど、鈍感野郎だったわたしは「いよいよネタバレですよ〜!今まで謎っぽかったことがわかりますよ〜!」という場面になるまで何にも気付けなかった。

え、そういうことだっとの?!という意外性を求める人だったら小説→映画の順がおすすめかも。

やっと本題「階段途中のビッグノイズ」だけど、高校生男子4人組が廃部寸前の軽音楽部で「ドカンとやろうぜ!」と切磋琢磨し合う、バチバチの青春物語。

・ギターボーカルの主人公は気弱でYesマンな啓人
・ギターの勇作はモテモテで小学校から続けているギターも文句なしに上手い。
・ベースの伸太郎は大好きなロックバンド
「KISS」のベーシストに憧れていて、勢いだけは負けない。
・ドラムで元吹奏楽部打楽器担当徹のはのんびりしているけど、片思い中の長谷川さんに「中途半端じゃない」本気の音を届けるためにロックドラムに挑戦する。

一見バラバラな4人だけど、この4人の特徴はバンドをやっている人は共通して持っているんじゃないかと思う。特に、Love-tuneの音楽リーダー萩ちゃんは。

萩谷くんとの親和性

好きな音楽をとことん突き詰めたいという気持ち

気持ちよく演奏するだけじゃなく、バンドの技術向上のためにのために注意したい気持ち

観ている人にかっこいいと思われたい気持ち

バンドをやるということは、音楽だけでなく、メンバーとの人間関係構築とかも関わってくると思う。

よく雑誌でメンバーにとって萩ちゃんは?という質問があると「音楽リーダー」っていう声がたくさん上がる。それはただLove-tuneの音楽レベルを上げているという意味だけでなく、注意するにも言葉を選んだり、一人ひとりの音を分析することにも一生懸命向き合ってくれているということも含まれているんだと感じる。

この小説は読みやすい文章と、思わず笑ってしまうテンポの良い会話、眩しいだけじゃない、男子高校生ならではの泥臭さもあって、最後は文句なしのハッピーエンド。

恋の要素、先生・不良上級生との対立など青春小説には欠かせない要素もしっかりはいっているし、主人公がバンド初心者の設定だから勇作から解説が加えられる部分もあって音楽に詳しく無い人でもぐんぐん読める。とにかく楽しい小説を読みたい!って人におすすめです。

ちなみに勇作は一見チャラそうでモテモテでギターも上手くてその上知識もはんぱないしなんじゃこいつ!って男子が嫉妬するけど、実は裏でははんぱない努力もしてるし毎日基礎練かかさないコツコツ型…みたいな役どころで、上手く説明できませんがジャニオタなら全員かっこいい…!ってスイッチが入りそう。


興味あるけど小説読む時間が無いって人には、綺麗な絵の漫画もあるのでオススメです。


諸星翔希さん

「漁港の肉子ちゃん」

本について

アメトーークの読書芸人回で必ずといって紹介されている西加奈子さんの作品。

主人公である小学五年生「きくりん」の世界の見方は、小学五年生の女の子にしてはちょっとおとなっぽい。

小さな漁港の大人やクラスメートたちとの関係をぶっ壊さない程度に毎日を過ごしているけど、本当は友達と男子の噂話をしたりクラスの女子グループ分裂戦争に関わるよりもサリンジャーの本の世界に浸っていたいし、こんなださい世界早く抜けたいって思ってるし、見かけよりも冷静に世界を見ている。

それと対照的なのがきくりんの母親である「肉子ちゃん」である。

明るくて、人からどう見られるとか気にしなくて、「アホやなぁ」って言われたら「アホやでー!!」ってガハハと笑い返して、優しくて、何でも信じる。

きくりんとは対照的だけど、2人は太陽と月みたいな真逆の存在じゃなくて、昼に太陽と夜の太陽みたいな、そんな感じ。

諸星くんとの親和性


西さんが大阪出身ということもあって、吉本新喜劇とか関西出身ジャニーズのMCに近い面白さがある文章で、シリアスな場面でも笑いがあるくらいギャグ満載の小説だけど、小説全体を包み込む暖かい雰囲気は、雨が上がった後出てきた太陽みたいに優しい。

諸星くんは盛り上げ役をかって出てくれていつも笑顔の輪を作る彼だけど、彼の「笑顔」どきっとする表情だったり、客席とステージを繋げてくれるような優しい笑顔だったり、ほんまに楽しいんだろうな〜面白いんだろうな〜っていうワハハって笑う笑顔だったり、「笑い」の中に色々なエッセンスがあるところが、この本の魅力とつながりました。

ちなみに、夜行バスの中で読んでた友人は笑いをこらえるのが大変だったそうなので、吉本新喜劇とか大袈裟だろオイって思っている方も安心して読んでください。


長妻怜央さん

「デューク」

本について

江國香織さんの短編集「つめたい夜に」に収録されているのがこの「デューク」。

愛犬が老衰で死んでしまった主人公が電車で泣いていると、1人の青年に話しかけられる。2人の短いデートのお話。

長妻くんとの親和性

今までは物語の雰囲気と通じるものがある…っていう紹介のやり方だったけど、長妻怜央くんの場合、この物語のに出てくる青年とめちゃめちゃ通じるものがある。

てかLove-tune担になる前に読んだ私でさえ、これ実写化するとしたら月9に出てる長身イケメンのあのJr.だな!たしか長妻くんって名前だ!って思ったやつ。

短いお話だし、どこらへんが長妻くんと似ているのかをたっぷり書きたいけど書いたらネタバレになってしまうので、是非読んでもらいたい!!短編集のいっちばんはじめに入ってるから、探さなくても読めると思う。

安井謙太郎さん

「放課後の音符(キイノート)」

本について

山田詠美さんの短編小説。
語り手は全編通して「私」。
お話ごとにメインのキャラが登場して「私」と一緒に物語が進んでいく。
幼馴染の男の子への恋と嫉妬、大人びた同級生と六本木で過ごす放課後、音楽室で先生とキスをしていた先輩から聞く恋の話。

え、この先このっふたりどなっちゃうの

ではない。

恋の気持ちを背負ったり、失恋の決着のつけかた、人を好きになったときの痛いくらいの思い。そういうものが書かれている。

安井くんとの親和性

この小説は絶対安井謙太郎だな!と思ったのは艶っぽくて綺麗な女の子(ちなみにみんなJK)たちと安井くんの可憐さや色気がリンクした、というのもあるけど、それだけじゃない。


安井くんってラジオで「俺、この歌が好きなんだよね!」っていうエピソードに加えて、「ここの歌詞が好きなんだよ〜」って言ってくれることが多い。(私は毎回ここできゅんとする。安井くん素敵!大好き!と舞い上がっている)

ジャニーズの歌詞は好きな子に向けた告白っぽい言葉や、受験の応援ソングに選ばれそうな背中を押す言葉、コンサートで歌われたら地鳴りが起こるような色っぽいものまで様々だけど、安井くんが好きなのは「声を無くして叶えた人魚の願いのように」「僕のポケットは 宇宙を知ってる 星の中で手を繋ごう」だったりする。

切ない、美しい、大好き、可愛いっていう言葉でも代替えが効くかもしれないけれど、あえて宝石箱から取り出したような言葉を使って表すような歌詞が好きなんだなぁと思って、それを聞き流さずに言葉として自分の心に刻んだんだなぁと思うと、安井くんの感性がますます好きになった。

口に出すのももったいないくらいで、自分の中でゆっくり噛み締めたい言葉がたくさん出てくるこの小説は、そんな彼だから似合うと思ったのだ。


長くなってしまったので前半はここまで!

残りのメンバー分はまた更新します〜!




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Kis-My-Ft2 MUSIC COLOSSEUMを見る前に。

1月31日、待ちに待っていたDVDが発売される。

LIVE DVD & Blu-rayKis-My-Ft2 LIVE TOUR 2017 MUSIC COLOSSEUM』

by カエレバ

春から夏に行われたKis-My-Ft2のライブツアーを映像化したもの。

私は6月の広島グリーンアリーナ公演に行っていたけど、今までにないくらい近い距離でメンバーを見れたことに感動したものの、ドームスタンド席と比べると全体像が見えなかったのでDVD化を心待ちにしていた。

私のようにこのツアーに行った人やKis-My-Ft2担の方はもちろん、今回バックにはトラジャも付いているのでJr.担の中にも買う人がいるだろう。


いつものドームコンサートはその広い会場をローラースケートで駆け抜け、はるか高い天井から登場したり、そこから落っこちたり、(私は二階堂さん推しなのでいつも彼が地面に足をつけると「やっと地上だね!よかったね!」という気持ちになる)最後には炎や水の中でギラギラなパフォーマンスをするのだが、今回のアリーナツアーもドームに負けず劣らずの迫力というか、会場が狭く(私が入った広島グリーンアリーナは特に)距離も近かったので、「岸和田だんじり祭(大阪)」や「裸祭り(岡山)」みたいな、規格外の迫力の祭を見ているような気分だった。


そんなアリーナツアー、Kis-My-Ft2やJr.には興味が無いわ〜という方にも見てほしいポイントがいくつかあるので紹介していきます。

※一回しか入っていない&レポをメモっていないため、細かいところが違うかもしれません!DVDを見て直すところがあれば直していきます…!



①めっちゃジャニーズなオープニング
②キラキラメリーゴーランド装置
③トラジャもお手伝いするかくれんぼコーナー「かくれんぼコロシアム」
Love-tuneに歌ってもらいたい曲




①めっちゃジャニーズなオープニング

トラジャがバックについていたこともあり、Jr.担にもレポが流れてたけど、まず我らが森田美勇人さんが旗をぶっさして、旗が私たちを煽るようにはためきながら始まります。

近年のキスマイコンサートのオープニングも華やかでキラキラしていてめちゃめちゃアイドルで、始まったら「きゃー♡」となるんだけど

今回はギラギラ&炎ごうごうのオープニングで私は「うぉぉ…」と感嘆の声をあげた。キラキラしていて華やかな姿もギラギラな姿もどっちも大好きだけど、こっちの演出はザ・ジャニーズ!Kis-My-Ft2!!って感じだったから。

中学校でジャニオタの世界に足を踏み入れたときに、第一印象がしてギンギラKAT-TUNや金髪古着派手お兄ちゃん関ジャニ∞、パーマ金髪のKis-My-Ft2(当時はJr.)たちだった。

ジャニーズらしさ、アイドルらしさってきっと個人によって違うし、時間の経過と共にそ見解が変わることはあると思うけど、私の場合、「ジャニーズらしさ」の第一印象が先述したような「ちょっとヤンキーっぽいかっこよさ」だったから、この演出にドキドキした。


②キラキラ☆メリーゴーランド装置

この装置が出てくるのは「One Kiss」という曲で、雰囲気的には一個前のアルバム「I SCREAM」収録曲「Flamingo」(最近、スノーマンが少クラで披露しましたね)に近い。

昔の洋館にあるような甲冑のような衣装に包まれたトラジャたちが登場し、

キラキラの金の衣装に包まれたキスマイメンバーたちは空中で固定され、メリーゴーランドの馬やオルゴールの中の人形のように自分たちで動くことができない。だからこそメンバーの声の力やその煌びやかな空間に引き込まれる一曲。

マイクスタンドの前で立って歌う曲はあるけどそれでも手だけは振りをしている場合もあるし、それを考えると空中で、おもちゃもたいに止まったまま歌うパフォーマンスってあんまり無い気がする。

私原始人なのでコンサートに入った6月はまだtwitterもブログも始めてなかったので細かい記録を残していないし、入った当時もアリーナ席で全体像が掴めなかったので、映像で見て記憶を呼び戻したい…!


③トラジャもお手伝いするかくれんぼコーナー「かくれんぼコロシアム」

このコーナーの前にある「なかまっちコーナー」では吹っ切れて謎の被り物をかぶる藤ヶ谷さんやゴリゴリのギャル男に扮するみっくん、美脚を惜しげもなく出したジョッシー松村さん(二階堂さんの友達)、トラジャちゃんたちを見ることができてとてもほっこりするのだが、「メンバーがステージから降りてかくれんぼをする」というコーナーで、ほっこりムードから一変、客席がそわそわし始めたのがこのコーナーである。

だって、メンバーが自分の近くで隠れるかもしれない!隠れる場所を探すために、自分の周りを歩き回るかもしれない!

ツアー中は、近くに来たメンバーに触ったり、心ない言葉をかけたりということもあったみたいだけど、少なくとも私が入った席の周りでそんなことをする人は居なかったし、我々のブロックの方面に来るらしいということが分かると一気に客席の温度が上がってとても楽しかった記憶がある。

ファンサ曲中でもないのにアイドルが客席をうろうろするってあんまりないと思うし、どんな編集になっているのか楽しみ!


Love-tuneに歌ってもらいたい曲

これはこの記事のテーマから少し外れてしまう完全なる独り言ですが、「MU-CHU-DE 恋してる」や「I Scream Night」という素晴らしい曲を選び、exシアターで素晴らしい夏の思い出を作ってくれたLove-tuneには今後もKis-My-Ft2の曲をやってくれることを期待してしまう。

このDVDにもそんな曲がい入っていたので紹介します。

「キスしちゃうぞ」

…タイトルが可愛い!!

王道アイドルソングみたいなタイトルだけどぶっ飛び具合は低め(←?)テンポは少しゆっくりめ&優しさ溢れる歌詞で、歌う方も聞いている方もふわっと笑顔になれる曲調。

がやさんのラップが入ってるのがキスマイらしい〜!


7人のパート分けがはっきりしていたり、セクシーから可愛い系まで振り幅が広いセリフ(これも7人分)があったりするからLove-tuneが歌うのを妄想せざるを得ない…!

個人的には横尾さんのパート「愛情込めて作るからスイーツ」がお気に入り♡


発売日は来週の1月31日、水曜日!

「キスしちゃうぞ」で、私の推し二階堂さんは「まだ寝かさないぞ〜」という台詞があるのですが、トロッコで近くにきた玉森さんも見ていて二階堂さんを見逃すという失態をしてしまったので、DVDでじっくり見ようと思います!抜かれてなかったら死ぬ!




ステージの片隅で〜Love-tuneと夜空ノムコウ〜

・ステージの片隅で

今更だが、私はジャニーズJr.内のグループLove-tuneを応援している。担当はかっこよくて可愛くてセクシー♡で聡明で時に儚いめちゃめちゃ素敵な安井謙太郎さんだ。

先述した通り、安井くんの魅力を語り出すとキリがないし、Love-tuneというグループのことも、メンバーの一人一人も大好きである。


もちろん、デビュー組もJr.グループもLove-tuneにはない魅力や武器を持っていて、パフォーマンスに見入ってしまうこともあるし、コンサートに入ることもある。


それでも、私にとって常に一番で中心なのはLove-tuneと安井くんだ。


少年倶楽部や単独コンサートでステージをLove-tuneの色に染めあげている時も、先輩たちのバックで踊ってその曲に華やかさを添えている時も、私の中では常に彼らが主役。


そんなふうにキラキラした眩しさや力強さを届けてくれる彼らだけど、誰もが夢を追って、もがいている。応援しているファンからすればオンリーワンだとしても、デビューして音楽番組に出たり、大きな会場でツアーをしているグループと比べるとまだ「片隅」にいる。


ハピアイもLove-tuneが中心の曲もあれば、片隅に居る曲もある。
そんなハピアイで、私は「夜空ノムコウ」を演じる彼らに出会った。



・ハピアイでの「夜空ノムコウ

1月6日に入った「ジャニーズ Happy New Year アイランド」


Love-tuneの現場に行くのは夏の六本木exシアター以来だし、東京まで夜行バスで12時間かかるという場所に住む生粋の田舎者なので「安井くんに会える!ジャニーズ見れる!買い物してぇ、夜景すげぇ、フゥー!」という、公演名にふさわしいハッピーな気持ちで年明けを待ち、年が開けると共に行く萩谷担とレポを読んではしゃぎ、日に日に気分は昂ぶっていった。



いっとう楽しみにしていたのは「夜空ノムコウ」である。


曲はもちろん知っていたけど、歌詞の一つ一つをすぐに思い出せるわけではなく、切ない恋愛の歌だな〜〜というふわっとした認識しか無かった私は、「ほほう。夜空ノムコウか!今回のLove-tuneさんは恋愛の切ない感じを、大人っぽいコンテンポラリーダンスで表現するのだな。安井くんの表現ガン見〜〜!」としか思っていなかった。


だから、Love-tuneが客席に放ったものが身体と心に染み渡り、改めて歌詞を見て、皆の表情一つひとつを何度も何度も脳内で再生して、胸がいっぱいになった。


それは、「窓から雲しか見えなくて輝きが見れない時、この先のことや周りの仲間や自分さえも信じることができない時もあったかもしれないけど、それでも明日へ続く道を今日まで歩き続けてきた」という風に受け止めたから。


彼らがステージに立ち続けるためにきっとたくさんの涙や、孤独や、悔しさを味わっている。その姿こそ私たちファンには見せないようにするから、インタビューやラジオでポロっと出たエピソード以外は想像でしか無いけど…
だからこそ、あの数分のパフォーマンスの間で魅せた、静かな感情の爆発させたようなLove-tuneの姿が今でも焼きついている。


安井くんは決意、思い出、希望を誰かに壊されないように守り、苦しさや痛みを静かに受け入れるような表情でどこかを見ていた。


大きく表情を変えたり、感情をむき出しにすることなく、ただ受け入れる。



その姿はとても人間らしかった。

アイドル業とは掛け離れた、田舎で暮らす一会社員の私。それでも、仕事が本当に辛かったり、転職で悩んだり、「苦しさ」「辛さ」を感じることはある。

帝劇の客席に座っている人も私と同じように、繰り返される毎日の中で苦しさを感じている人はたくさんいるだろう。

安井くんは、苦しみの小ささとか大きさとか、ステージの上とか客席とか、アイドルとか一般人関係なく、
辛いことがあってなかなか希望が見えない日も来たる明日を待ち毎日を生きる「同じ人間」として、寄り添ってくれるような表情だった。



私が今回入れるのはこの一公演だけだったので安井くんが出ている曲はほぼ彼を追うことしかできなかったし、その一回しか見ていないので受け取り方に偏りというか、一つの見方しかできていないと思うので「違うんだよな〜」と思う方もいるかもしれませんが、とある安井担の独り言と思って聞き流して下さい〜〜!

それでも、文章にすることでちょっと気持ちの整理ができたので、やっと他のメンバーや他のグループを思い返したり、行った方のレポを読んでいこうと思いますー!


最後に、「片隅」という言葉がたくさん出てくる、Jr.担には何かしら響くんじゃないかな…と思った短歌を載せて終わりにします。


みだれ髪 (角川文庫)

一隅にて/与謝野晶子

われは在り、片隅に。
或る時は眠げにて、
或る時は病める如く、
或る時は苦笑を忍びながら、
或る時は鉄の枷のわが足にある如く、
或る時は飢えて
みづからの指を嘗めつつ、
或る時は涙の壺を覗き、
或る時は青玉の
古き磬を打ち、
或る時は臨終の
白鳥を見守り、
或る時は指を挙げて
空に歌を書きつつ…
寂し、いと寂し、
われはあり、片隅に

ちなみに…


未だにバスドラム担当の子の正体がまだ分かってません🤔